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ハロー! ワッキ―まゆみです。
あっと言う間に8月も終わり。
シカゴは今年の夏、なんだか変!
そう暑過ぎるわ、湿気もあるわで例年とは違う暑さが堪える夏です。
といいつつも町のあちらこちらではすでに秋模様。
そんな商品や色使い、はたまたハロウィン商品も登場!
1年過ぎるの早すぎです。
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日本で社会人になってからスタートしたサクスフォンに夢中になり、転勤先のシカゴではバンドを結成しライブを楽しんでいるという川崎勇太朗さんにインタビューをさせていただきました。
5人のバンドメンバーで現在は活動中
Profile
4歳から8歳までを父の転勤でカナダのトロントで過ごす
2001年日本の塗料製造業に入社
2010年シカゴに転勤
2014年永住権取得を経て現地採用社員となり現在に至る
ワッキーまゆみ
今日はバンドや音楽についていろいろとうかがわせていただけるとのことでよろしくお願いします! さっそくですがBlue Buddha Bandの活動をいろいろとされているとお聞きしていますが、その原点の音楽はいつからされていますか?
川崎さん
現在の会社の日本支社に入社後の24歳からスタートしました。学生時代は音楽にはまったく興味がなくスポーツばかりしていて、高校、大学時代には体育系の体操部に所属していました。ほかにも水泳のコーチをしたこともありバリバリの体育会系で音楽には無縁でした。
ワッキーまゆみ
そんなにも体育会系だったのですね。その世界からいまの音楽の世界や楽器のサクスフォンの演奏に行きついたのはなぜですか?
川崎さん
会社の先輩にジャズバーに連れて行ってもらったときに出合ったサクスフォン奏者の方の演奏に感動し、そのままそのサクスフォン奏者のところに弟子入りをしました。体操競技では社会人になっても続けられないので、生涯を通して楽しめる趣味をちょうど探していた時期でもありグッドタイミングでの出合いでした。楽器の演奏は年齢に関係なく、60歳以上になっても、おじいさんになっても演奏できるというのも決めてのひとつとなりました。
ワッキーまゆみ
24歳からスタートした音楽やサクスフォンでここまで夢中になったのは、その師匠との出合いがあったといういきさつがあったんですね。それではいまのバンドを結成するまでのお話を聞かせてください。
川崎さん
ジャズだけではなくあらゆる音楽のいいところは、音楽に国境はないということ。土地の言葉が話せなくても音楽という言語でコミュニケーションが取れることがすばらしいと思います。そしてジャズはシンプルなコード進行を共有するだけで出会った瞬間から誰とでもその場で演奏ができます。そんなことで、転勤先のアメリカでも音楽を通してコミュニケーションを取りたいという一途な思いがあり2011年に音楽好きな日本人を中心にバンド練習をスタートしました。その後一期一会を繰り返しながら現在のバンドメンバーに落ち着き、いまがあります。
地元のフェスティバルで演奏する川崎さんとメンバーの皆さん
観客を前に大きなステージで演奏するBlue Buddhaのメンバー
ワッキーまゆみ
音楽に言葉は要らない!ということですね~。バンドのネーミングはどこから来たのですか?
川崎さん
バンドメンバーのアメリカ人ドラマーがバンドメンバーに日本人が多いということでステレオタイプ的にアジア人=仏教という安易な考えである日突然決まっていました(笑)。それにジャズではブルーという単語がよく出てくるので一緒に合わせてBlue Buddha Bandとなりました。
ワッキーまゆみ
すてきなバンド名ですよね。そんなBlue Buddha Bandの皆さんが演奏する現在のバンド活動について教えてください。
川崎さん
現在は冬の活動はなく、この時期の夏を中心に活動しています。バーやレストランを中心にシカゴ北西部郊外で演奏し、基本的には月に1回から3回ほどの演奏で2時間から3時間なんですが、サラリーマンミュージシャンには体力的にはけっこう厳しくなんとか頑張っています。2019、2021年にはシカゴ郊外北西部にあるドイツ村のロンググローブで開催されるストロベリーフェスティバルに参加し、2021年の今年はバートレットのフェスティバルでも演奏しました。
ワッキーまゆみ
音楽も体力勝負なんですね。それではジャズを知らない方や興味のある方に簡単にバンドの音楽について教えてください。
川崎さん
現在のBlue Buddha Bandは、ボーカルとドラムをアメリカ人、サクスフォン、ベース、キーボードが日本人、皆で5名のメンバーで活動しています。音楽としてはスタンダードジャズなんですが、それだけで構成してしまうと技術を要してつまらなくなるので、ほかにもファンクとかボサノバとか違うジャンルを取り入れて、オーディエンスが聴きやすい曲にし、アドリブや即興演奏もミックスしています。メンバーのメンタルやそのときの調子などでノリも変わってきたりしますし、誰かがこう演奏したいとか音で伝わって来たときにリンクというか共鳴してメンバーの演奏が変わってきたりするので、その雰囲気や音楽などを感じていただけたらと思います。
ワッキーまゆみ
素朴な質問なんですが、演奏しているときは何を考えて、どこを見ていますか?
川崎さん
皆目を閉じて演奏しているんじゃないかな? 瞑想というかトランス状態というか音を聴くのに集中したりするので目をつぶることがほとんどだと思います。楽譜とかコード進行を見る人もいますが、それはおまじないみたいなもので、あまり気にはしてないんじゃないかなと。考えることはないですがとにかく音楽にのって酔いしれています。
活動中の夏、メンバーとの練習風景は本番さながら
ワッキーまゆみ
自分も音楽や演奏を楽しみながらなんですね。それではこれからのバンドとしての予定はいかがですか?
川崎さん
いまのメンバーと継続できる限りはいままで通りの活動をしたいです、そのなかでいろいろな方たちと出会えたら楽しいと思いますし、日本人コミュニティでも演奏ができたらと思います。その際には管楽器、弦楽器を増やし迫力ある構成で日本の名曲などの演奏ができたらいいなと。個人的には、まだまだ演奏技術が足りないので一生かけて楽器をマスターしたいです。スポーツと違い、おじさんになっても技術は向上するのが音楽のいいところだと思いますし、他人と比べるのではなく、過去の自分と比べどれだけ上手に演奏できるようになったのかなど技術の向上が目に見えるのは、自分の人生にとってもいい励みになると思います。
ワッキーまゆみ
川崎さんの実直さや向上心を感じますね、それほど夢中になれることが見つかって羨ましいです! それでは最後に今後のご自身の近い将来の夢、遠い将来の夢を教えてください。
かわいい4人の子供たちに囲まれるイクメンの川崎勇太朗さん
雄大な景色をバックにした家族とのバケーションでの1枚
川崎さん
現在は別の趣味としてウインドサーフィンを始めたいと思っています。シカゴは風が安定していて実は、ウインドサーフィンが適している地域ということ、年齢に関係なく50歳になってから始めても十分上達することができ、60代でも楽しめるマリンスポーツだということを最近知ったので現在仲間を探しています。ウェイクボードや水上スキーなどは経験があるものの、ウインドサーフィンについてはまったく経験がないので、どなたか一緒に活動していただける方がいればぜひお声をかけてください。
学生時代器械体操で鍛えた運動神経は健在で、シカゴの短い夏をマリンスポーツで楽しむ
今回のシカゴでがんばる日本人は、ジャズやサクスフォンだけでなく、スポーツにも新たに挑戦しようとしているとってもポジティブで充実したシカゴライフを満喫している川崎さんにお話をうかがうことができました。そんな川崎さんを応援する奥様や子供たちもピアノやバイオリンなど何かしらの楽器が演奏できるそうで将来は家族での演奏も実現するかも?ということでいろいろなお話をインタビューさせていただきありがとうございました。来月の9月にもライブがあるそうですのでぜひお見逃しなく!
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ライブ情報
【Blue Buddha Band】
・開催日時: 2021年9月11日(土)
午後7時~Summertime Jazz Cafe / Loungeにてライブ開催
1132 Elmhurst Rd, Mt. Prospect, IL 60056
Blue Buddha Band is back where it all began, Summertime Jazz Cafe. Join us, outside on the patio for a great evening with Blue Buddha Band.
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Photos ©Yutaro.K