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実施当日に地球の歩き方フランス・パリ特派員のTwitterアカウントでもお知らせしましたが、2021年9月8日よりパリおよびその近郊を含むフランス国内のいくつかの地域では、デパートなど大規模商業施設へ入場する際の衛生パスの提示が必要なくなっています。
理由は、2万平方メートル以上の床面積を持つショッピングモールへ入場する際に義務付けられていた衛生パスの提示を、10万人あたりの新型コロナ新規感染者が7日間連続して200人未満となった地域では不要とする、という政府の決定によるものです。今回の制限緩和について、まとめました。
なお衛生パスについての説明は「新型コロナ衛生パスポートの使い方まとめ、飲食店や商業施設での確認が順次開始」をご参照ください。
今回、制限が解除されるのは以下の地域です。それまで対象となっていたフランス国内178ヵ所の対象ショッピングモールのうち、64ヵ所への制限が緩和されました。
– パリ含むイル・ド・フランス地域圏の全県(セーヌ・サン・ドニは除く)
– ヌーヴェル・アキテーヌ地域圏の4県(シャラント・マリティム、ジロンド、ランド、ピレネー・アトランティック)
– オクシタニー地域圏の3県(オート・ガロンヌ、オート・ピレネー、ピレネー・オリアンタル)
– オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏の3県(イゼール、ロワール、オート・サヴォワ)
– バ・ラン県
この制限緩和は、ほかの地域においても今後同じ条件(7日間連続して10万人あたりの新規感染者が200人未満になる)が満たされれば、順次適用されていきます。
なお、条件が満たされた場合のショッピングモールの入場に際しては衛生パスの提示は不要になりますが、館内に併設された飲食スペースでは、引き続き衛生パスの提示が必要です。
参照:フランス政府