キーワードで検索
3週間前から徐々に新規感染者に減少が続いているサンフランシスコ。レーバーデーの連休が過ぎて2週間が経過しましたが、新規感染者にそれほど影響はなく順調に感染者数が減少しています。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
ワクチン義務化が進むサンフランシスコ
今週9月21日にブリード市長はツイッターで「サンフランシスコ国際空港の職員は、すべてワクチンの接種を義務化する」と発表しました。現在サンフランシスコでは市の職員、公共交通機関に勤務する職員はすべてワクチン接種が義務化されていますが、このリストに空港も新たに加わる形となりました。
空港に関しては全米初の条例となり、空港で働く職員および一時的に空港で短期間従事するコントラクターを含め、4万6000人の職員がワクチン接種を接種する形となります。これにともない空港では、特別ワクチン接種所を設け、対応に当たっています。
サンフランシスコのワクチン接種状況
今週のサンフランシスコのワクチン接種状況。サンフランシスコの公式ウェブサイトによると、今週12歳以上で1回目のワクチン接種を終えた率は81%・2回目は87%との統計が出ています。今週は統計になんらかのミスがあったのか、先週の81%・88%に比べて2回目の接種を終えた率が1%減少しています。
今後、サンフランシスコ国際空港の従業員の接種義務化に加え、今週市の衛生局は今週ワクチン接種を行った市民に「カリフォルニア科学アカデミー博物館」の無料チケットを分配すると発表。さまざまな取り組みが行われています。
カリフォルニア州の感染状況
州の統計による今週のカリフォルニア州の感染状況。先週に引き続き今週も新規感染者数は減少傾向にあります。州全体の1日あたりの平均新規感染者数は8086人。先週に比べても減少傾向です。
今週の人口10万人あたりの感染者数は19.3人。人口10万人あたりの死亡者数は0.2人です。こちらも減少しています。ただ多くの人が動いたレーバーデーの連休後にもかかわらず、減少傾向が続いているのは良い兆し。今週のカリフォルニア州全体の2回目を終えたワクチン接種率は69.5%です。
最後に
このコラムを書いている2021年9月23日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は5万2183人・死者数610人。先週の5万1378人・死者数605人に比べ、今週の増加数は805人。1日の平均数は115人。来週にも100人を下回りそうです。