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ワクチン接種で陰性証明不要、日本からフランスへの入国レポート【2021年9月25日時点】

守隨 亨延

守隨 亨延

フランス特派員

更新日
2021年9月29日
公開日
2021年9月29日
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コロナ禍により、以前のような自由に海外渡航ができない状況が続いていますが、フランス・パリ特派員ブログでは、渡仏の必要性がある人に向けて、日仏間の入国事情について、そのときどきにおける様子をお伝えしてきました。今回は2021年9月25日に日本から直行便でフランス入国した際の、最新の入国事情をレポートします。

日本からフランス入国に必要なもの

現在フランス政府は、新型コロナの感染リスクに応じて国または地域別を「グリーン」「オレンジ」「レッド」の3つに分類しています。2021年9月25日入国時においては、日本は最も低い「グリーン」が適用されています。グリーンに分類されている場合、以下の条件が適用されます。

1. 「渡航にあたって特別な理由」は必要なし

2. 「ワクチン接種証明」「陰性証明」「治癒証明」のいずれかが必要

3. フランス入国後の自主隔離は必要なし

4. 誓約書(Engagement sur l'honneur)の記入が必要

「1」の「特別な理由」については、フランス当局によって厳密に項目が定められています。日本からフランス入国する際には必要ありませんが、詳しくはフランス政府のウェブサイトを参照してください。

「2」の「ワクチン接種証明」は、ヨーロッパ医薬品庁が指定するワクチンを指定回数接種して定められた期間が経過した後に有効となります。「陰性証明」は、出発72時間前以内のPCR検査または抗原検査による、新型コロナに感染していないという陰性証明書のことです。

「3」の「誓約書(Engagement sur l'honneur)」は、フランス政府のウェブサイトからダウンロードできます。記入して携行しましょう。

日本出国から機内においてするべきこと

私の場合は、ワクチン接種済としての入国でしたので、パスポートなど普段の渡航に必要なもの以外に、用意した書類は以下のものでした。

– ワクチン接種証明

– 誓約書

なお、ワクチン接種証明については、私の場合、フランスで済ませましたので、フランスの衛生パス(Pass sanitaire:パスサニテール)を携行しました。日本で接種した場合における、証明書の発行は厚生労働省のウェブサイト海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書についてをご覧ください。

日本のワクチン接種証明を根拠としてフランスの衛生パスを申請する方法もあります。申請方法は過去記事「フランス入国する外国人旅行者向け衛生(ワクチン)パス申請方法まとめ【2021年8月27日〜】」にまとめています。

まず、空港へ到着して搭乗手続きをする際に、上記2つの書類を持っているかどうか、チェックインカウンターの地上係員により確認があります。書類内容に特に問題がなければ、搭乗手続きが行われます。あとは普段通りです。手荷物検査と入国審査を通り、制限エリアに入り、登場時間が来ましたら飛行機に乗ります。

制限エリア内の免税店については、コロナ禍ということもありすべてが通常通り営業していない場合がありますので、もしお目当てのお店があるようでしたら、開いているかどうか事前に確認することをおすすめします。

機内では(私が搭乗したANAでは)、「所在追跡・健康質問票」という書面が配られます。これにフライト情報や連絡先などを記入し、客室乗務員に渡します。

フランス入国の様子について

飛行機がパリ・シャルル・ド・ゴール空港に着いて、空港内の指示通りに進むと、入国審査に到着します。入国審査の列は、私が到着したときは「グリーン」「オレンジ」「レッド」の3つに列が分かれていました。ただ、その場にいる空港係員が「日本のパスポートはこちら」と誘導していたら、それに従ってください。私が到着した時は誘導していました。

私の場合、入国審査はいつも通りスムーズに通過できました。「ワクチン接種証明」や「誓約書」の提示を求められない場合もありますが、この時点でたまたま求められなかったというだけですので、フランス入国の際は必ずご用意ください。

空港からパリ市内までは公共交通機関が使えます。

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