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2021年10月ワクチン接種証明書での日本帰国

テッド@サンフランシスコ

テッド@サンフランシスコ

特派員

更新日
2021年10月17日
公開日
2021年10月17日
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緊急事態宣言が解除され、更にワクチン接種者は自主隔離期間が10日に短縮された(と早とちり)のを機に1年ぶりに日本帰国しています。隔離期間の短縮はワクチン接種が有れば自動的になるわけでは無かったのですが、それも含めてレポートします。

海外に渡航されて帰国される時の参考にしていただければ嬉しいです。

◼️出発前の準備

(1)陰性検査

搭乗の72時間前に新型コロナの検査をうけ、陰性証明書を取得する必要が有ります。サンフランシスコには検査所はたくさん有りますが、発行してくれる陰性証明書が日本の基準に合致するか不明です。記載が不備という事で日本で入国を拒否され強制送還されたと言う情報を聞くので、厚生労働省の用紙に結果を記載してくれるサンフランシスコ空港の検査所を利用しました。08:15から17:15迄営業しています。$225です。詳細はこちら

(2)帰国者情報の登録とQRコードの取得

事前に厚生労働省のウエブで個人情報の登録を行います。登録が終わるとQRコード画面が表示されます。入国空港で確認されますので、出来れば印刷して持参すると良いです。最低でも画面のスクリーンショットを保存し、直ぐに提示できるようにするのをお勧めします

(3)ワクチン接種証明書

日本での自主隔離期間が期間を10日に短縮希望の場合、新型コロナワクチンの接種証明のコピーの提出を求められます。羽田空港の確認場所にはコピー機らしき物があったので、原本を持参すればその場でコピーを取ってくれると思います。

どのワクチンが認めれれるか詳細は、厚生労働省のこちらを参照ください。

(4)アプリのインストールと各種設定

厚生労働省の指定するアプリのインストールと設定が必要です。

出発前に設定まで済ませておくと到着後の手続きがスムーズに行き早く入国できますが、最悪の場合到着後インストール、設定をサポートしてもらえます。以前必要だったSkypeなどのビデオ通話のアプリは不要です。

(4-1)MySOSアプリ

到着後の自主隔離期間中、このアプリで(A)居場所、(B)健康確認、(C)ビデオ通話による本人確認が行われます。それぞれの確認は不定期に連絡があります。1日に2回の確認がある事もあります。

アプリストアからダウンロードして、設定を行なってください。ID、PWのメモをお忘れ無く。

(4-2)COCOAアプリ

濃厚接触者確認アプリです。インストールと設定を済ませておきましょう。

(4-3)位置情報の保存設定

Google mapsなどの設定変更です。私はよくわからなかったので、到着後やってもらいました。

◼️SFOチェックイン

今回はSFOを深夜の01:20発のANA107便を利用しました。前日の22:00にチェックインしてセキュリティ検査を通過してゲートに向かいます。コロナが落ち着いて来たとはいえ、この時間に出発する便は少ない為、営業しているお店は免税店など限られています。UAの国際線ラウンジも閉まっていました。

1つ裏技があります。ターミナルGの付け根に階段があり、そこを降りていくと隣の国内線のターミナル3と自由に行き来ができます。国内線には東海岸と結ぶ深夜便("レッドアイ"と呼ばれています)が数多く有るので、幾つかのお店が営業しています。United航空のラウンジも営業していました。おかげで自宅に忘れて来た充電ケーブルを入手できました。

機内は流石に乗客も少なく、ゆったりと羽田まで眠ってこれました^ ^ 到着前の食事も美味しかったです。

◼️入国書類

出発後に機内で下記3種類の書類が配布され、入国前に記入するように案内が有ります。

(1)誓約書

日本国内電話番号、eメールアドレスの記入が求められます。

(2)検疫法第12条の規定に基づく質問

(3)検疫法に基づく質問

過去14日の訪問地域、体調などの質問。回答は、ここのは載せていませんが2ページ目です。

到着前に記載必要なのはこの3種類です。

◼️ゲート到着後

ゲートに到着すると、書類のチェックと確認のあと、唾液での抗原定量検査があります。羽田では144番ゲート周辺がチェック用になっており、順番に確認してもらえ、アプリの設定もサポートしてもらえます。気になっていた自主隔離中の食事やジョギングでの外出などの質問にも丁寧に答えてもらいました。食事での外出・買い物は良いそうです。ジョギング・ウォーキングも人混みを避けてしてくださいとの事でした。

検査後はいつもの入国審査があり、チェックインした荷物は、ANAの職員によりターンテーブル横に名前別にカートに乗せられていました。

早朝の到着で空いていた事もあり、ゲートについてから入国ロビーに出る迄1時間35分でした。

◼️入国後

入国ロビーに出ると係員は誰もいません。本人の自主管理です。

私はロビーのー椅子に座ってレンタカー会社が開くのを待って、電話して迎えに来てもらいました。羽田のレンタカーの迎えの車は、奥の駐車場の1階に来てくれます。分かりづらいので注意しましょう。その後レンタカーで自主隔離のためのホテルに移動しました。

今回はETCカードを準備していたので、久しぶりに首都高を運転しました。Apple CarPlayも使えて、GoogleMapsのナビが使えて良かったです。日本のGoogleMapsのナビは、高速の分岐や右左折時の車線案内が無くて不便ですね。

◼️隔離中の確認

隔離中は、MySOSアプリで(1)健康管理、(2)居場所確認、(3)ビデオによる本人確認がなされます。確認はセンターからの事前連絡が有り、それに答える感じです。連絡時刻は一定していないです。隔離場所に到着後、MySOSアプリで待機場所の登録ボタンを押して隔離場所の登録を行います。

(1)健康管理は健康状態報告要求のプッシュメッセージが待ち受け画面に表示され、MySOSアプリにて回答します。メッセージの言語は選べます。質問は、(A)37.5℃以上の発熱の有無と、(B)咳などの症状の有無の2つです。

(2)居場所確認は、やはりプッシュメッセージが来て、MySOSアプリで「現在地報告」ボタンを押して行います。メッセージを受けてから返事までの時間が開くと受け付けてくれませんが、1時間ぐらい経っても大丈夫な気がします。

(3)ビデオでの確認は昼前後が多いです。事前通知のプッシュメッセージの後2-3分にビデオ通話の受信メッセージがポップアップで表示され、青の「レ」ボタンを押すと自動的にビデオ画面が表示され、顔のマークの中に自分の顔を入れて30秒録画されます。食事中とかでビデオに出ないと、何時間かして又かかって来ます。一番遅かったのは18:15でした。

◼️自主隔離の10日への短縮

ワクチンを接種していれば、自動的に隔離期間が10日になると思っていたのは大間違いで、自主隔離の10日目以降に検査を受けて陰性の証明書を厚労省に送ると翌日に隔離解除の連絡がもらえるそうです。検査は首都圏では各所で行われているのですが、結構高額です。調べた所、羽田空港の第1、第2ターミナルで受けられる木下グループのクイック抗原定量検査が1900円と安価なので、隔離先からレンタカーで羽田空港ターミナル1に移動して受ける事にしました。

詳細はこちら

入国時に検疫官に確認したら、この検査は不要不急の外出には当たらないのでレンタカーでの移動はオッケーとの事でした。ただ、例えそこで陰性となっても、厚労省に報告して隔離終了のメッセージをもらうまでは隔離中なので、帰りに電車を使うのは不可だそうです。

(1)入国翌日から起算して9日目の連絡

9日目にこの様なメッセージがMySOS経由で送られてきます。入国時にワクチン接種の申請に基づいている様です。メッセージ右下の「ここをタップ」を押すと、検査施設の案内が出てきます。

(2)10日目の検査

厚生労働省の認める検査施設、場所であればどこでも良いのですが、費用を考え羽田空港第1ターミナルのマーケットプレイス4階にある木下グループの検査所を利用しました。クイック検査費用が1,900円、レンタカー代、高速代、駐車場代含めて約10,000円でした。9時前に到着しましたが、待ち時間は殆ど無かったです。

3ページの質問事項に答えるとこの検体採取キットを渡されます。

検査ブースには絵入で検体採取のやり方が書いてあるので、それに従い検体を採取して、提出します。

20分ほどで結果の紙が渡されます。生年月日が無いのが心配でしたが、問題ありませんでした。

(3)検査結果の厚生労働省への報告

MySOS アプリを用いて報告する手順です。

MySOSアプリで、設定を選択するとこの画面になります。中央にある「特別な状況の届出」を選択し、検体取得の日時の確認画面の後、次の画面が表示されます。

この画面で「proof of negative test result …..」をプルダウンメニューから選び、その下の「+image」タブで検査結果の写真をアップします。

(4)確認メッセージ

報告後15分ほどで受理確認メッセージがMySOS経由で送られてきました。これで晴れて翌日から隔離が不要になります。意味不明ですが、当日は未だ隔離必要で、その後ビデオでの確認も有りました。

参考にして頂けると嬉しいです。

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