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炮台山のビクトリアハーバー沿いに新しい公園「東岸公園」が完成しました

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2021年10月22日
公開日
2021年10月22日
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炮台山(Fortress Hill)エリアのビクトリアハーバー沿いに「東岸公園主題區(第一期)( The East Coast Park Precinct (Phase 1))」が完成し、新しい香港市民の憩いの場が誕生しました。(写真提供:香港政府新聞処)

これは香港政府がビクトリアハーバー沿いを65億香港ドルかけて13ヵ所を整備するなかのひとつです。今回完成した公演は9800平方メートルという巨大な敷地につくられました。もともとは高速道路4号線の中環(Central)から湾仔(Wanchai)を結ぶトンネル「中環及湾仔繞道(Central-Wan Chai Bypass)」の工事用資材置き場などに使われていた土地です。

特徴としては長さ360mのプロムナードがあり、ビクトリアハーバー沿いを気持ちよく歩けます。また、ここには全長100mの防波堤がありますが、これはもともと、台風の風から船を守るために作られた銅鑼湾の避風塘(Causeway Bay Typhoon Shelter)用につくられたものです。その防波堤の末端には先ほどの中環及湾仔繞道の東排気口になっているのですが、ここをCWB East Vent Shaftという名前のオブジェ風にしていて、ちょっとしたインスタ映えスポットにしているところです。ここからのビクトリアハーバーの景色、特に夕日は美しいものがあります。

ベンチの設置や人工の広場が造成されるいった公園の基本的なものがあるほか、バランスバイクやキックボードに乗る子供のための専用レーンを設けています。また、香港の公園はペット禁止のところが多いのですが、ここはペットにも開放しています。

東岸公園の両側にもまだまだ公園を造成中で「渡輪碼頭畔主題區(第二期)(The Pierside Precinct (Phase 2))」、「水上運動及康樂主題區(第二期)(The Water Sports and Recreation Precinct (Phase 2))」、「活力避風塘主題區(Revitalised Typhoon Shelter Precinct)」というプロジェクトが完成を控えています。

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