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Allhelgonahelgen(アールヘルゴナヘリエン)は、10月31日から11月6日の間に来る最初の土曜日であるAlla helgons dag(アッラ ヘルゴンズ ダーグ、諸聖人の日)と翌日の日曜日に当たるAlla själars dag(アッラ フェーラシュ ダーグ、死者の日)を合わせた休日(helgen)のことです。今年は、Alla helgons dagが11月6日、Alla själars dagが7日となっています。
この休日に、スウェーデンでは多くの方が墓参りに向かい、亡くなった家族や友人などにキャンドルや花などを捧げます。そのため、日本の習慣でいうと、お盆の感覚に近いです。
あちらこちらでキャンドルが灯された墓地はとても幻想的で、神秘的な雰囲気を醸し出します。とても美しい情景なので、それを眺め、厳かな雰囲気を味わうために、墓参りでなくても墓地を訪れる価値があると言われるほどです。
ストックホルムにある世界遺産Skogskyrkogården(スコーグスシルコゴーデン、森の墓地)もその例外ではありません。この週末は多くの人が訪れ、お墓にはもちろんのこと、木の下であったり、石碑の周りに多くのキャンドルが灯されました。
コロナ禍の今、多くの方がその犠牲となっています。それぞれが思い思いに点けるキャンドルは、より意味合いの強い灯のように感じられました。
Skogskyrkogårdenは俳優Greta Garbo(グレタ・ガルボ)やAviciiこと、Tim Bergling(ティム・ベリリング)も眠る墓地です。やはり墓地ということもあり、気軽に訪れたり、写真を撮ったりすることに躊躇してしまいますが、Skogskyrkogårdenは観光地化されています。そのため、もしこの時期ストックホルム旅行の機会があったら、この森の墓地を一度訪れてみてください。キャンドルに輝く墓地は一見の価値があります。来年のAllhelgonahelgenは11月5日、6日です。