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アルゼンチンは去る2021年11月1日外国人の入国制限が大幅緩和されました。それにともない、多くの規制が大幅に10月末から11月にかけて緩和されました。特に今週末は近隣のチリ、ブラジルをはじめ、ウルグアイ、パラグアイからも観光客が入国してきています。飛行機で2時間以内の地域ですので週末だけの観光も多いです。
もともとは同じような歴史、文化、国土なのですが、やはり気候と地形、そしてやはり農産業の伝統と技術からアルゼンチンと言えば、ラテンアメリカでは牛肉料理が有名です。むしろ、アルゼンチンの料理と言えば、アサードです。アルゼンチンスタイルバーベキューがアサードなのですが、牛肉を炭火焼きにして焼く料理です。また一方でアサードというのは牛肉の部位を表します。日本語では、骨つきカルビですね、バラ肉のことでもあり、これもまた人気があり、そして骨付き肉は輸出が難しくやはりアルゼンチンの特にブエノスアイレス州のパンパの大平原でおいしい牧草を食べ、グァラニー帯水層のおいしいたっぷりとした水を飲んでいる牛の肉を食べるのが大人気。今週末はパレルモ地区のレストランに人々が集まっています。
私たちのいち押しはもちろん、LA CABRERA ラ カブレラです。コロナ禍でデリバリーやテイクアウェイ(持ち帰り)もありましたが、現在は店内で楽しむようになっています。
あらためて久しぶりに家族での食事を楽しみました。周りはチリ出身のスペイン語の外国人が多かったですが、同時にブエノスアイレス州の遠方内陸部、また遠方の州などでやはり移動が今までしにくかった方などが週末を楽しんでいました。
■LA CABRERAラ カブレラ
・住所: Cabrera 5127 ・ Cabrera 5099
・電話: +54 11 4831-7002 / 4832 5754
・営業時間: 毎日12:30~0:00
・URL: http://lacabrera.com.ar/
・Facebook: https://www.facebook.com/lacabrerabsas/
・メニュー: http://lacabrera.com.ar/menu-la-cabrera/
・オンライン予約: ランチタイム12:00か13:00、ディナータイム20:30か21:00
※デリバリー注文:なくなりました!
なお、現在は店内テーブル席は6名まで、天井付きですが屋外は8名までテーブルを囲むことが可能です。
それから大ニュース!
18:30から20:00は40%引きです。ただし、これは予約なしで直接お店へ行きましょう。そして入店できるだけの人数で終了です。よかったらお知らせくださったらコツを伝授します。
Para almorzar o cenar en el Restaurante, todos los días de 12:00 a 24 hs
Reservas 12:00 o 13:00 HORAS al mediodía o (18:30 a 20:00 40% off)
y 20:30 O 21:00 horas por la noche- link de la carta — https://menu.maxirest.com/5175
Por PROTOCOLO COVID-19 para locales Gastronomicos, SE PERMITE UN MAXIMO DE 6 PERSONAS POR MESA EN EL INTERIOR Y UN MAXIMO DE 8 PERSONAS POR MESA EN EL EXTERIOR
El personal y los comensales DEBEN utilizar el TAPABOCA/BARBIJO EN TODO MOMENTO, SOLO PUEDE RETIRARSE PARA EL CONSUMO DE ALIMENTOS Y BEBIDAS
先日は7ヵ月ぶりの食事を屋外席で楽しみました
また、本当に多くのお店が閉店するなか、以下の記事も書きました。
・URL: アルゼンチン肉料理、そしてアルゼンチン食文化大使、「LACABRERA」のガストンリベイラさんを盛り上げよう! アルゼンチン/ブエノス・アイレス特派員ブログ | 地球の歩き方 https://tokuhain.arukikata.co.jp/buenos_aires/2021/05/lacabrera.html
今日もすてきな席に案内されました。椅子がとても座り心地がよかったです。
テーブルセッティングもすてきです。
本日はまずはチョリッソとモルシージャを注文しました。
chorizo y morcilla とスペイン語でも書いておきますね。
チョリッソはそのままかパンにはさんだり、そえてあるチミチュリソースというハーブ入りの少し香辛料のあるソースをかけたり、そして黒いモルシージャは血の腸詰、ビタミンミネラル、特に鉄分がたっぷりです。うちの娘たちの離乳食でした。中の皮から中身を出してパンに塗っていただきます。
こちらは entraña エントラーニャと発音します。横隔膜の部位で、少し弾力ありますが、これはけっこう裏表をちょっと焼いていただくだけがおいしいです。
しゃぶしゃぶや焼肉もこの部位を薄く切るとおいしいですよ。
そしてちょこちょこっと小皿が付け合わせのように出てきます。シェフのガストンさんは料理人なのでいろいろな食材が大好きですが、アルゼンチンで特に経済危機のときレストランのオープンにはやっぱり肉よね、で牛肉専門店になりましたがこういうところでシェフらしさが発揮され、季節の素材を使った旬や流行を大事にしたいつもおもしろい食感の付け合わせを出してきてくれます。
本日は黒豆のムースと、ソラマメの煮物がおいしかったです。
そして今日、お見せしたかったのがこのWAGYUです。実はアルゼンチンのアングス牛と日本のKOBE BEEFのかけ合わせで、霜降りが入りながら赤身肉のおいしさが出ているのです。メニューにはcorte para conocer コルテパラコノセール、通向け特別メニューと出ていて、何かはその日のあるものになるか、本日WAGYUは?と聞いたら伝統的なBIFE DE CHORIZO WAGYUか、CORAZON DE CUADRILでした。
BIFE DE CHORIZOはこちらはWAGYUではないんですが、Bife de Chorizo(800g)、ビッフェ デ チョリッソ、ぜひ。圧巻の800g
さあ、私たちが頼んだのは結局 corazón de cuadril WAGYU(corte para conocer)。腰肉のアルゼンチン産WAGYUをA PUNTO直訳するとミディアムなんですが、これはどちらかというとちょうどいい感じに焼いて……なんですね。
そして、これ!
ミディアムじゃないと思いますが、ちょうどいい感じにほっこり柔らかく、またうまみがたっぷりで、外側はたいへん香ばしい焼き具合でカリカリでした。
実はラ・カブレラはお店がエンターテインメント。本日は牛さんの部位がスクリーンに出てくる仕組みでした。
これはPECETO
厨房ではどんどん肉が焼かれていました。
付け合わせがたくさん来るのであまり別にサラダなど頼まなくてもいいと思います。もちろんそうなんですが、つい頼んじゃって、お肉がこうなのでバケツのような入れ物にたくさん野菜が来ることも……
本日はお酒を飲まずにミネラルウオーターのガス入りを頼みましたがボトルでガーンとくるのでたくさん飲めるのもいい、高級店なんですがいい意味で素朴な感じで紙のテーブルクロスもいいですね。
デザートはプリンにアイスを加えました。Flan con una bocha de helado と言います。生クリームとドゥルセデレチェというミルクペーストは必須です。
シェフが挨拶に来てくれました。
コロナ禍でなかなかお客さんも来ず、メニューもなかなか出ない状態で、チームのやる気を奮起させるのがたいへんでしたが、今週からぐっと客層が変わり、増加し、楽しくなり皆元気に働いているということでした。(きっとこのWAGYUを食べる人たちは誰か見に来たのでしょうねー笑)
実はLA CABRERAはお肉だけではなく、店内自体がエンターテインメントなんですよね。そしてアルゼンチンの人にはちょっとノスタルジックな……こんなふうにウエイターさんがすてきだったり……
以前から担当してくれているダニエルさんがまた来てねーー、日本の皆さんによろしくとポーズしてくれました。
その他のおすすめメニューは、Dry Aged ドライ エイジは、熟成肉です。骨付きになり 味が濃くなっています。あるときとないときがありますので、食べたいときはぜひ予約時に確認ください。
Asado centro アサード セントロ。これはやはりアルゼンチン焼肉の王道。バラ肉の骨付きですが、もうしっかりいい場所がセントロ、真ん中です。これだけでも肉を選んで仕入れていることがわかります。
T-bone 外国人に大人気のT-bone steak Tボーンステーキ
焼き具合の映像はこちらです。
なお、この店に行くときは急ぎはなく、少なくとも2時間はゆっくり食事ができるように
予定を組んでください。
なお、お手伝いが必要な場合はご用命くださいね!
こちらは以前、2012年に書いた記事。これとまったく変わっていません。というのも人気店になって味が落ちる店が多いですが、変わりませんね。 https://tokuhain.arukikata.co.jp/buenos_aires/2012/07/3la_cabrera.html
ガストンさんのお店、LA CABRRA ラ・カブレラは、フィリピン、メキシコ、パラグアイ、ペルーにフランチャイズしていますので、アルゼンチンの食文化を世界中で発信しているアルゼンチン食文化大使に匹敵するような方です。なお、現在はスペインにお店を出しています。いずれもフランチャイジングですがオープニングなどすべて手伝うシステムです。日本にもできたらいいですね!
小さい店からだんだん大きくなってきましたが、いつもガストンの心意気とセンスには脱帽です。そうそう、誕生日などの場合はぜひお伝えてくださいね! サプライズがありますよ!
ぜひブエノスアイレスに来たらラ・カブレラに行ってみてください。もちろん世界のラ・カブレラに行った人はぜひ、ご連絡ください!