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【12月最新】隔離免除でタイ入国!準備物や出入国の手順をレポート(羽田空港編)

日向みく

日向みく

タイ特派員

更新日
2021年12月7日
公開日
2021年12月7日
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サワディーカー。バンコク2特派員のぴっぴです。以前の記事(【2021年11月最新】タイから日本に一時帰国! 準備物や出入国の手順をレポート(関西国際空港編))にて、バンコク在住の筆者が一時帰国したときの様子「タイ➡日本入国編」をお伝えしました。

今回は反対の「日本➡タイ入国編」です。このたび筆者は「隔離免除 TEST & GO」という措置を利用して、12月5日に羽田空港を出発、同日にタイ・スワンナプーム国際空港からタイへ入国しました。

「日本からタイへの渡航」を予定されている方向けに、「出発前の準備」や「出入国の手順」に関する最新情報を詳しくお伝えします。なにか参考になるものがあれば幸いです。

※状況は随時変化しておりますので、渡航の際は各自で最新情報の確認をお願いいたします。

日本をふくむ指定国・地域からのワクチン接種者向け「隔離免除TEST&GO」とは?

2021年11月1日より、日本からタイへの渡航者は「ワクチン接種済み」であれば「隔離免除」になりました。この隔離免除入国の措置を「TEST & GO (Exemption from Quarantine)」といいます。

(※ワクチン未接種の場合はAQホテルでの「10日間隔離」が必須です)

この「TEST & GO」を利用すると、渡航者はタイ到着時に受けるPCRテストの結果を待つあいだ、ASQまたはSHA +ホテルに1泊するだけで済みます。

なおこの制度を利用した渡航のためには、ワクチン接種をふくむ以下の条件をすべて満たす必要があります。

●航空便でタイに入国すること

●タイ入国前にタイ政府が指定する国・地域に連続して21日以上滞在していること

●ワクチン接種証明書(英文)の取得

●渡航前72時間以内に発行されたPCR検査による新型コロナウイルス非感染証明書(英文)の取得

●到着時のPCR検査で陰性であること

●1泊分の指定ホテル(空港から2時間以内の指定隔離施設(AQ)またはSHA Extra Plus認定ホテル)の支払い済み予約確認書(英文)の取得(1回のPCR検査料金を含む)

●治療費5万USドル以上の治療補償がある医療保険証(英文)の取得

●Thailand Passへの登録

※2021年10月31日まで申請の必要があった入国許可証(COE)は同年11月1日よりオンラインのThailand Passへ改変されました。Thailand Pass にて渡航予定日の7日前までに余裕をもってご登録下さい。

※ワクチン接種証明書はWHO(世界保健機関)またはタイ保健省により承認された新型コロナウイルスワクチンの必要量の接種をタイ入国の最低14日以上前に完了している旨を示す、政府関係機関または地方自治体より正式に発行されたワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)に限ります。

(タイ国政府観光庁「2021年11月1日以降のタイ渡航について」より引用)

隔離免除を利用してタイ入国時に必要な書類書類

■タイ行き航空券の手配

▶PCR検査で陽性になってもキャンセル・変更ができるものが望ましい

■PCR検査の陰性結果証明書

▶出国の72時間以内に受検する

■AQホテル(代替検疫施設)または SHA+ホテル(健康安全基準認定ホテル)の1泊分の予約確認書

▶滞在可能なホテルは空港から2時間以内

■Thailand Pass(タイランドパス)申請後に発行される「QRコード」

▶申請後3~5日で承認がおりるとされていますが、余裕をもって出発日の7日~10日以上前から申請しておくと安心です。

■タイ滞在期間全てを対象とする、「新型コロナウイルス感染症」および「関連疾患」の治療費をふくむ、最低5万USドル以上の治療補償額の医療保険証

■新型コロナワクチン接種証明書

▶タイ政府もしくはWHOが承認したもので、少なくとも渡航の14日前までに接種完了を完了していることが条件。

■T.8 Form(タイ王国健康質問書)

▶フライト中に機内にて配布される

【タイランドパス申請について】

タイランドパス申請について不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思うので、ご参考までに、筆者の体験談をシェアさせてください。申請はThailand Passからおこないます。

「パスポート」「ワクチン接種証明書」「SHA+1泊分の予約確認書」「医療保険証」の写真アップロードが必要でした。筆者が申請に要した時間は25分ほど。申請が完了すると「アクセスコード(Access code)」が表示されます。

申請から7日後、「医療保険証に不備あり」ということで一度却下されました。

しかし書類に不備が見当たらなかったので、なにも変更せずにそのまま「再申請」したところ、承認されました。

1度目の申請却下について「在東京タイ王国大使館」に問い合わせたところ、「AIではじかれたか、申請が早すぎたのでしょう」とのこと。しかし、筆者とほぼ同じタイミングで、まったく同じ書類で申請した夫は承認されたので、いまだ理由は謎のままです……(笑)

タイランドパス申請において不明な点がある場合は、日本の大使館に問い合わせをしてみてもいいかもしれません。

※(ご参考までに)筆者のタイランドパス承認までの流れ

⚫︎11月13日 申請

⚫︎11月19日 拒否

⚫︎11月23日 再申請

⚫︎11月26日 承認

日本出国の手順

筆者のフライトは12月5日に「羽田空港」を朝11時20分に出発の便で、8時半頃に空港へ到着しました。

■チェックインと出発ロビーの様子

まずは第3ターミナルの3階「出発ロビー」にて、チェックインを済ませます。チェックインカウンターでは「パスポート」「航空券」「PCR検査陰性証明書」「タイランドパスのQRコード」「医療保険証」の提示が求められました。

外貨両替所や、海外旅行保険の窓口などは開いています。

レストランやショップがある4階と5階では、一部営業している店もありますが、大部分がクローズしていました。おみやげの購入などは事前に済ませておいたほうが安心かと思います。

■出国手続きと出国ターミナルの様子

続いて「荷物検査」と「出国審査」ですが、特別な手続きはとくにありませんでした。早朝ということもあってか人はほとんどおらず、スイスイ通過しました。出発ターミナルの免税店は、一部営業しています。

ラウンジも一部営業しています。筆者はプライオリティパスを使って、第3ターミナルの「ANA LOUNGE(アナ・ラウンジ)」を利用しました。

こちらのラウンジは初利用でしたが、高級感あふれる上質な空間で、食事やアルコール類も品ぞろえ豊富、景色も抜群で最高でした!

日本出国・機内の様子

今回筆者が利用したのは「日本航空(JAL)」。乗客の数はざっと40名ほどで、予想以上に機内の席は埋まっていました。機内でT.8 Form(タイ王国健康質問書)という用紙を渡されるので、記入しておきます。

▲機内で配布された「T.8 Form」

上空から雪をかぶった富士山がくっきりと見え、その景観はまさに絶景。「次日本に帰ってこれるのは、いったいいつになるんだろうか……」そんなことをぼんやり考えながら、快適な空の旅を満喫しました。

タイ到着時の手順

タイ・バンコクのスワンナプーム国際空港に到着後、乗客は空港職員の方の誘導にしたがって、書類のチェックを受けます。

チェックポイントは1ヵ所だけで、そこでは「パスポート」「航空券」「PCR検査陰性証明書」「タイランドパスのQRコード」「T.8 Form」などの提示が求められました。

待ち時間はほとんどなく、書類チェックが終わるとすぐに入国審査へ。手続きにかかった時間はたったの15分! あまりにもスムーズすぎて驚きました。

出口では、各ホテルの送迎ドライバーがプラカードを持って立っています。事前予約をしていたホテルの車で直接移動(公共交通機関の利用は不可)。

タイ到着から30分後には空港を後にし、ホテルに着くとすぐにPCR検査を受けました。

PCR検査の結果が出るまでホテルに1泊し、翌朝の10時半頃に「陰性」との通知を受け、自宅に戻ることができました。旅行者の場合も、PCRが陰性の場合はタイ国内を自由に旅行することができるようになります。

追跡アプリ「モーチャナ/MorChana」をスマートフォンにインストールし、タイ滞在中は常にアプリをオンにしておきましょう。タイ到着から6~7日目には抗体検査キット(ATK)を使って自分で検査を行い、結果をモーチャナに記録します。

隔離免除(TEST & GO)を利用した筆者の「日本➡タイ入国」についてのリポートは以上です。

まとめ

日本もタイも少しずつ出入国の規制緩和がなされるなか、オミクロン株の流行により世界が再び不安定な状況になっていますが……これから年末年始の一時帰国を予定されている方々も多いと思いますので、皆さんが無事に渡航できることを切に願っています。

一般の旅行者が日本~タイ間を自由に行き来するには、まだ少しハードルが高い状況ですが、この記事が何か少しでもお役に立てれば幸いです。早く事態が収束しますように。それでは皆様、また次回の記事でお会いしましょう!

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