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2021年11月に入って平均で新規感染者の数が再び増加しているアメリカ、現在増加傾向にあるのが中西部や北東部となっています。そんななか、カリフォルニア州では今日から、サンフランシスコに関しては数日早い11月12日からブースター接種の予約が州や市のウェブサイトから行えるようになりました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
サンフランシスコの追加ワクチン接種情報
サンフランシスコでは11月12日から、18歳以上の市民に対し正式にブースター接種の認可が行われました。これから寒くなる時期に先駆けてのの対処で、市の保健局の公式サイトから予約が可能です。またサンフランシスコで接種を行う場合は、シェアライドのLyftとUberの使用料が無料になる特典もついてきます。
サンフランシスコのワクチン接種状況
先週から5歳以上のワクチン接種が始まったサンフランシスコ、サンフランシスコの公式ウェブサイトによると、今週サンフランシスコで、1回目のワクチン接種を終えた率は87%・両方を終えた率は80%という統計が出ています。今週も先週に引き続き1回目のワクチンを完了した率が1%上昇しています。
サンフランシスコ市長のブリード氏は、11月18日にツイッターを通して、5~11歳の年齢層で接種を行なった数がすでに1万3000人に到達したと発表しました。
カリフォルニア州の感染状況
州の公式サイトによる今週のカリフォルニア州の感染状況。州全体の1日あたりの平均新規感染者数は5111人。先週の5859人に比べると今週も減少しています。グラフを見ると、10月から11月にかけてはほぼ横ばい状態で5000人台の数値を維持しています。
今週の人口10万人あたりの感染者数は11.5人・人口10万人あたりの死亡者数は0.1人。2度目のワクチンを終えた接種率は66.9%と、0.1%上昇しています。3度目のブースター接種が始まったカリフォルニア州、今日から18歳以上を対象とした予約が開始しました。予約はこちらのサイトを通じて行えます。
最後に
このコラムを書いている2021年11月18日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は5万6176人・感染による死者数667人。先週の5万5703人・感染による死者数666人に比べ、今週の増加数は473人。1日の平均数は67人。今週は先週より大幅に減少しましたが、先々週とほぼ同じ水準です。昨年はちょうど大幅増加がはじまった時期ですが、今年はこのまま平均60人前後で維持していくのか、これからホリデーがはじまるアメリカでまだ予想がつかない状態です。