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まだまだ新型コロナの勢いが止まらない世の中ですが、20日土曜日、ストックホルムの観光スポット、ガムラスタンの中心であるStortorget(ストールトリエット)においてクリスマスマーケットがオープンしました。
クリスマスマーケットが開催されるのは実に2年ぶりとなります。
20軒近いスウェーデンらしい朱色の小屋が所狭しと軒を連ね、それぞれの小屋では、クリスマスのオートメーションやサンタの置物など、クリスマスを彩るモノはもちろんのこと、キャンドルスタンド、ニット帽などの冬物ファッション、またジャムやサフトと呼ばれる濃縮ジュース、ヘラジカなどジビエの燻製などが売られています。またスウェーデンのスタンドフードとしてよくあるホットドッグや炒ったアーモンドに砂糖をまぶしたbrända mandlar(ブレンダマンドラル)もあります。
15時過ぎには日が暮れてしまう時期となり、最近は気温も0度近くとなります。そんななか長蛇の列をなし、人気が特にあったのは、glögg(グレッグ)と呼ばれるシナモンやカルダモンなどのスパイスが効いたホットワインです。そして、体を芯から温めたくなるときにピッタリの飲み物とともに提供されるのは、Lussebulle(ルッセブッレ)と呼ばれるサフランブレッド、またはpepparkaka(ペッパーカーカ)というジンジャーブレッドクッキーです。スウェーデンのクリスマスらしい組み合わせです。
クリスマスマーケットが開かれるのは、来月23日木曜日までの毎日11時から18時となっています。
オープン初日の20日はとても多くの人でにぎわいましたが、ストックホルムで最も歴史の長いクリスマスマーケットには今後も多くの方が訪れることでしょう。