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サローム(こんにちは)!
まだまだ駆け出し特派員の身である私伊藤ですが、定番スポットからディープな場所まで皆さんにご紹介したい場所が数多く、ウズウズしております(ウズベキスタンだけに…!)
が、その前にそもそもウズベキスタンってどこやねん、何あんの?てことで、まずはどんな国なのかざっとご紹介いたします。私自身、これまで「ウズベキスタンに旅行に行くよ」「ウズベキスタンに住むことになったよ」と周囲に伝えると質問責めにされたものです。
それでは参りましょう。題して、ウズベキスタンビギナーのためのQ&A!
はい、ウズベキスタンの国名を出すと必ず聞かれる定番質問です。・・・が、何度も聞かれるのにも関わらずいつも私は答えに詰まります。メジャーな国と接していないので、〇〇の隣だよと答えても相手が混乱するだけなのです…。
というわけでグーグルマップをご覧ください(丸投げ)。
ウェブサイトや資料によっては中東や東欧に含められることもありますが、アジア、その中でも中央アジアに含めるのが地理的にも文化的にもしっくりくると思います。
なおコロナ禍前には、成田発タシケント行きウズベキスタン航空直行便が週に2便飛んでいましたが、現在運休中。乗継便ですと韓国系の航空会社利用が最も便利で、日本からの飛行時間は10時間前後(乗継時間含まず)です。
これも頻出質問ですね。今は旅行先としての知名度が上がってきましたが、10年前に旅行で行った時はそこらじゅうで銃撃戦が起こってるイメージとか言われて心配されたものです(アフガニスタンと間違えられた?)。
とりあえず、問われた際は新宿歌舞伎町よりはずっと安全です!と答えています。が、大都市や観光都市の中心部では夜の一人歩きもほぼ問題はなく、日本とほぼ変わらないほど安全な国だと思います。
ただもちろん、ご旅行の際は最低限のセキュリティ対策は必須。バザールなど混みあう場所では現地人でもスリにあうようですし、私もかつてバックパッカー旅行の際、地方都市でポケットの中のカメラを盗られそうになったことがありました。テロなど大事件が起こる可能性もゼロではないので、渡航前の情報収集はしっかりと。
機会があれば詳しくレポート記事を書く予定なので、簡潔にお伝えします。世界保健機関(WHO)のサイト(https://covid19.who.int/region/euro/country/uz)によると、2021年12月中旬現在の新型コロナウイルス新規感染者数は一日平均約200人。入国措置に関しては、同時期現在の在ウズベキスタン日本大使館の情報によれば、日本国籍保持者は入国前72時間以内に指定医療機関で受けたPCR検査での陰性証明のみ必要となります(最終滞在国や経由国により措置が変わる場合あり。また今後予告なく変更される場合もあるので要確認)。
渡航のハードルは高くないウズベキスタンですが、タシケント市民のマスク着用率はざっと見て1~2割。データサイト「Our World in Data」(https://ourworldindata.org/covid-vaccinations?country=UZB)では、2021年10月20日現在でコロナウイルスワクチン接種を2回完了した人は全人口の17%となっています。生活している中でも、良いのか悪いのかコロナ禍という雰囲気があまり感じられません。しかしながら感染者が急増するとロックダウンなどの措置に踏み切る可能性もあり、残念ながらコロナ禍前と同じ感覚で安全かつ気軽に旅行することは現状ではまだ難しそうです。
ウズベク料理はとにかくお肉多め!特に羊肉が使われることが多いです。私が勝手にウズベク料理3トップと呼んでいるプロフ(米料理)、ラグマン(麺料理)、シャシリク(串焼肉)はいずれも肉なしでは成り立たないといってもいい料理ですし、その他のメイン料理もほぼ必ずお肉が使われています。
日本では敬遠する人も多い羊肉ですが、ウズベキスタンの羊肉は新鮮なためか、それとも広大な野山を走り回っているストレスフリーな羊が多いのか、臭みが少なくとても美味しいのでぜひチャレンジしてみてください。私もかつて2ヶ月ほどバックパッカー旅行で中央アジアをまわって以来、気づけば定期的に羊肉を欲する体質になっていました。もちろん牛肉や鶏肉料理もあるのでご安心を。
これに加え、ウズベク人は料理の際に大量の油を使います。さらに主食はナンというパンの一種で、米料理や麺料理にも必ずナンがついてくるという炭水化物with炭水化物。つまりウズベク料理とはカロリー爆弾というわけで、ダイエット中の方はご注意を。しかもどの料理も中毒性があるほど美味しいので厄介なのです。
イスラム教徒が多数派を占めるウズベキスタンですが、ソ連時代にロシア文化が流入したこともあり宗教的には寛容で、お酒も問題なく飲めます。よほどの田舎に行かない限り、お酒が飲めるレストランや酒屋が見つかるはずです。よく飲まれているのはビール、ウォッカ、ワイン。サマルカンドにはテイスティングがあるワイナリーもあり、観光スポットになっています。
コロナ禍について書いたとおり、現在気軽に旅行できる状況にないのが残念ですが、事態収束後ぜひ訪れてほしい国です。シルクロード交易で栄えた古都に、豪華絢爛なイスラム建築、そして活気あるバザール、、、と、この国は観光資源に事欠きません。定番の観光地から穴場スポットまで次回以降の記事でどんどんご紹介していくので、乞うご期待ください!
基本的には首都タシケントの情報をお送りしますが、サマルカンドやブハラなどの観光都市も機会があればご紹介できれば、、と考えております。
なお個人的なおすすめは、ウズベク人家庭を訪問することです。見ず知らずの外国人を躊躇なく家に招いてくれ、精一杯おもてなししてくれるのがこの国ではごく普通のこと。旅人がシルクロードを行き交っていた頃から根付いているであろう彼らのホスピタリティを感じることこそが、この国を旅する上で一番の贅沢であり、大げさに言うとウズベキスタン文化の真髄だと思います。
外国人旅行者は各宿泊施設での滞在登録が必要という制度がある関係で、旅行者が一般家庭に泊まることは難しいのが現状ですが、もし現地の友人ができて、おうちご飯などに誘われたらぜひ行ってみてください。ますますウズベキスタンやウズベク人が好きになること間違いありません。
以上、Q&A形式でウズベキスタンの基本情報などご紹介しました。他に質問があればぜひコメントくださいね!
それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!