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ブルガリアのクリスマスディナー

チカ

チカ

東京特派員

更新日
2021年12月31日
公開日
2021年12月31日
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ブルガリア人にとってはクリスマスイブからクリスマスにかけては家族が集う大切な日。

日本人にとってのお正月のような感覚で、たくさんの料理を用意し、各家庭で楽しむものだそうです。

ブルガリアでは伝統的にはクリスマスの40日前から肉製品を断ちます。

そしてクリスマスイブにはヴィーガンスタイル(肉類を使用しないスタイル)の食事をし、クリスマス当日には豚肉を食べるのが一般的。

私は残念ながらブルガリア料理はあまり作れませんが、今年のクリスマスはブルガリアで過ごしたため、

「せっかくだからブルガリアらしいクリスマスの食事をしよう!」

とレストランに行ってみました!

まず予約の時点で「クリスマスディナーは24日ではなく、25日です」と念を押されます。

(国によってクリスマスディナーを食べる日が違うからでしょうか?)

レストランのクリスマスディナーは19時スタートとのこと。

そのため19時少し過ぎにレストランを訪れると空席が目立ちます。

ただこの日は予約で満席とのことだったので、まだ訪れていないだけの様子。

ブルガリアではパーティーの開始時間に人が集まらないのは当たり前。

ブルガリア人の友人に聞くと「それがブルガリア時間ってやつだよ♪」と返ってくるほどです(笑)

席にはすでに前菜が用意されていました。

左上から

・シーレネ:ブルガリアの白チーズ

・リュテニッツァ:トマトとパプリカを焼いて混ぜたペースト、毎年冬になる前に作られるブルガリアの伝統的な保存食

・トマト

・赤パプリカのロースト

1皿目の前菜が終わると次は温かいタイプの前菜です。

左上の薄い色の巻物はキャベツの葉のサルマ、右下の濃い緑の巻物はぶどうの葉のサルマです。

中には米と香辛料、みじんぎりにされた野菜が入っています。

東欧〜中東でよく食べられる料理のひとつです。

三角形のものはじゃがいもで作られたパンケーキのようなものでした。

この時点でかなり満腹に近いですが、まだまだコースは続きます。

メイン1皿目は魚料理。

チュプラという鯛に似た魚のソテー。

そしてパンが各テーブルに人数分ずつ配られます。

私たちのテーブルは4人だけだったのでカットされた状態でしたが、多人数のテーブルではこのちぎりパンが丸ごとサーブされていました。

このパンはピトカと呼ばれ、クリスマスイブからホリデーシーズンを通して食べられます。

そして本来はこの中にコインが入っていて、自分がちぎったパンの中にコインが入っていた人はその後1年幸運に恵まれると言われています。

メイン2皿目は七面鳥のロースト。

レストランなのでカットされた状態でサーブされましたが、しっとりしていてとてもおいしかったです!

…とはいえ、とにかく量が多い上にゆっくりとサーブされるのでお腹がいっぱいに。

デザートにはチョコレートとマスカルポーネのケーキが用意されていましたが、お腹がいっぱいすぎて食べ切れませんでした。

ボリュームたっぷりのブルガリアのクリスマスディナー、皆さん気になる食べ物はありましたか?

今回ご紹介したものはあくまでレストランのクリスマスディナーなので、各家庭・地域によって違いはあるかと思います。

ただブルガリア料理は全体的に香辛料少なめで日本人の口に合うので、機会があればぜひ一部だけでも試していただきたいです♪

さて。今年最後のブログ更新となりました!

このブログを読んでくださった皆さん、ありがとうございます。

また来年もブルガリアの生活・レストラン・観光情報などをお伝えできれば幸いです。

皆さん、よいお年をお迎えください。

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