• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

英ウェールズより、プヴィディンニュヴィッダ!

June

June

イギリス特派員

更新日
2022年1月8日
公開日
2022年1月8日
AD

Blwyddyn Newydd Dda!(プヴィディンニュヴィッダ!)

ご挨拶が遅くなりましたが……新年あけましておめでとうございます!

2022年もよろしくお願いいたします。

まだまだ不安な状況が続いてますが、事態が収束したらウェールズを旅したい! と思ってもらえるような魅力ある場所やおすすめスポットを今年も紹介していきたいと思います。

■ ウェールズで1番高い滝「ピスティス・ライアドゥル」

まずは年初めにふさわしい!? 自然のエネルギーをからだいっぱいに取り込めるパワースポット、ウェールズで1番高い滝「ピスティス・ライアドゥル(Pistyll Rhaedr)」から。

地元ポウィス州のベルウィン山脈にあり、あのナイアガラ滝よりも高い73m(240フィート)の高さを誇る滝です。

この滝、実は"ウェールズの七不思議(Seven Wonders of Wales)"のひとつとしても知られています。

昔からいろいろな話が語られていますが、これは実際に数年前に起きた出来事。

2018年にリバプールから家族と訪れていた3才の男の子が高さ45mの地点で足を滑らせて滝に転落。

ただ滝つぼへダイレクトに落ちたのが不幸中の幸いで水深がたった61cmだったにもかかわらず、男児は顔にかすり傷を負っただけの軽症で済んだのです。

しかも、その男児を助けようと手を伸ばした叔母も足を滑らせて、7m以上落ちたのに、岩肌から生えていた大木に引っかかって無事でした。

ドクターヘリが緊急出動した騒動も不思議な力が彼らを守ったとしか考えられない出来事として、当時は新聞やテレビのニュースでも報じられました。

そんな、正真正銘のパワースポット、ピスティス・ライアドゥル一帯はローマ時代に鉛鉱山だったといわれてます。

そして、現在は人気のトレッキングスポットにもなっています。

滝の近くにはカフェやキャンプ場も経営するB&Bがあり、有料駐車場には有料のトイレも併設。

そこから直接、滝のふもとへも行けますが駐車場手前に設置された標識に沿って、パブリック・フットパス(散策道)を歩けば高台から滝を望むことができます。ただし、安全策など一切ないので足元にはくれぐれも注意が必要です。

高台から谷間の村スランライアドル・イム・モナハント(Llanrhaeadr-ym-Mochnant)方向を望む景観。

フットパスをさらに山方向へ進むと…

こんな景観も楽しめます。

山頂へと続くフットパスは途中、牧草地にもなっていて、羊の姿も……。

滝から1時間30分ほどで山頂に到着。でも、タイミング悪く周辺は一気に雲に覆われてしまい、視界不良に。

復路は別ルートで下山しました。

眼下には湖も見えます。

湖まで下りると視界も良くなりました。

こうして、約2時間30分のトレッキングが終了。

最後に滝を麓から見るのも忘れずに!

橋の上から見上げる滝は圧巻の迫力です。

ピスティス・ライアドゥルは年中人気のスポットですが、特に春先が冬の雨で水量も多く、周囲の木々にはまだ葉が付いてないため写真撮影には最高といわれてます。でも、やっぱり個人的には夏がおすすめ。

ぜひ、お訪ねの際にはゆっくり、周辺の散策もお楽しみください。

ただ、地元の人たちはライアドゥルではなくラエドァと発音するので、道を尋ねる際にはご注意を。

■ ピスティス・ライアドゥルへの行き方

・ ロンドン・ユーストン(London Euston)駅から鉄道でバーミンガム・ニュー・ストリート(Birmingham New Street)駅で乗り換えてウェルシュプール(Welshpool)駅へ(約3時間30分)。

・ ウェルシュプールのハイ・ストリートからスランライアドル・イム・モナハント(Llanrhaeadr-ym-Mochnant)村行きの76番バスで約40分。

・ 村からは滝までは約6.4km、徒歩1時間30分。B&Bの送迎サービスまたはタクシー利用がおすすめ。

■ Pistyll Rhaedr

・ 住所: Llanrhaeadr-ym-Mochnant, Powys SY10 0BZ

トップへ戻る

TOP