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1月も3週目に突入し、サンフランシスコでは徐々に新型コロナの新規感染者数の減少が始まりました。ここ3週間ほど感染拡大が止まらない状況でしたが、ここ数日の間で新規感染数が減少の兆しをみせています。オミクロン流行のピークに到達したといわれるサンフランシスコ、今週の様子をレポートします。
感染減少の兆しが見えた週
サンフランシスコではクリスマスの週から感染拡大がはじまり、過去最多の新規感染者数を記録するなどしていましたが、1月17日に行われた下水処理水の分析によると、ここ数日は感染量の減少が見られるとニュースで報道され、今後は徐々に感染者数が減少していくとみられています。この数の減少が実際にデータとして反映されるのは来週以降となりそうです。
感染検査キットの無料配布がスタート
アメリカでは1月19日から各家庭に4箱分の自宅検査キットの無料配布が始まりました。連邦政府によると現在は5億回分の用意があるとのこと。申し込みは簡単で、こちらのウェブサイトから、連絡先を記入するだけ。検査キットの発送は1月下旬からとのことです。
サンフランシスコ市内の様子
市内では、12月後半から自宅でできるコロナ感染検査キットが品不足していましたが、今週に入ってようやくドラッグストアで手に入れることができる状況まで落ち着きました。こちらの検査キットは1月15日以降であればひと月8個まで健康保険から払戻しができます。町を歩いていると屋外では相変わらず規制が掛かっていないにも関わらず、マスクを着用する人を多く見かけます。
ニュースなどでも報じられている全米各地のスーパーでの陳列状況ですが、私が住んでいる町では目に見えるような品不足は起きていません。ただ、僅かですがずっと入荷待ちになった商品などもあり、全てが豊富に揃っているという状態ではありません。
サンフランシスコのワクチン接種状況
市の公式ウェブサイトによると、今週の5才以上を対象とした接種率は1回目が>90%、2回目の接種率は86%。今週は2回目の接種率が1%伸びていよいよ90%目前に迫ってきました。
サンフランシスコ市内でワクチン接種が必要な方は、こちらのサイトから予約が可能です。
カリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の1日あたりの平均新規感染者数は9万828人。先週の10万1441人に比べると、こちらも減少傾向です。サンフランシスコと同じくカリフォルニア州でもピークを超えたとみられます。
過去8週間の人口10万人あたりの感染者数は256人。8週間の平均値なので数は増加していますが、こちらもこれから減少する予定。人口10万人あたりの死亡者数は相変わらず0.1人と安定しています。過去8週間の感染テストの陽性率は20.7%、2度目のワクチンの接種率は72.4%。ブースター接種率に関しては51%と、今週ついに半数を超えました。
最後に
この記事を書いている2022年1月20日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は10万3373人・感染による死者数は694人。先週の8万8167人・691人と比べると、今週の増加数は1万5206人。1日あたりの平均感染者数は2172人。減少傾向の兆しが見える週となりましたが、平均感染者数は過去最高を記録しています。来週以降この数が減少していく予定です。