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モナーク バタフライに会いにパシフィック グローブへ

テッド@サンフランシスコ

テッド@サンフランシスコ

特派員

更新日
2022年1月24日
公開日
2022年1月24日
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△パシフィックグローブのモナークサンクチュアリのモナークバタフライ

渡り鳥のように長距離を飛ぶことで有名なモナークバタフライ(和名オオカバマダラ)。サンフランシスコ近郊にモナークバタフライの越冬地として有名なパシフィック・グローブがあるので、訪れてみました。

モナークバタフライの個体数は近年減少が続いていましたが、2021年の米国西部の個体数は前年の3万匹から20万匹に増加したとシリコンバレーの有力紙The Mercury Newsが報じています。色々な保護活動の効果が出てきているのかもしれません。

パシフィック・グローブのモナーク保護区には、11月末ごろ~2月ごろまで蝶が越冬、繁殖のために集まります。サンフランシスコから車で約2時間です。近くにはモントレー・カーメルといった観光地もあります。コロナが落ち着いたら是非ご訪問ください。

■モナーク バタフライ保護区 Monarch Butterfly Sanctuary

△モナークバタフライ保護区の看板

モナークバタフライは、以前は全米でよくみられる蝶でした。ロッキー山脈の東側を、カナダからメキシコにかけて何世代もかけて渡りをすることで有名です。ロッキー山脈の西側では一世代で渡りを行い、冬は温暖なカリフォルニアで越冬する個体が多いそうです。昨年の11月には『世界ふしぎ発見』でも取り上げられました。

ところが最近では急激に個体数が減少しており、原因は環境の変化ではないかといわれています。

この保護区で毎年11月末に実施している個体数の調査では、2020年にはついに"0匹"になってしまったといわれていますが、最新の調査では1万2000匹と直近5年では一番多かったそうです。

△花の蜜を吸うモナークバタフライ

保護区のなかには、松やユーカリなどのほか、ボトルブラシの木などたくさんの木に蝶が群がっています。

△松の枝に群れを作って休むモナークバタフライ

高い木の枝には多くの蝶が集まり群れになっていました。

■訪問時に持っていくと良い物

△保護区内で蝶を観察する人たち

肉眼でも十分に楽しめますが、双眼鏡を持っていくと更にいいかもしれません。

カメラをお持ちの場合は、望遠レンズが活躍してくれそうです。今回は使用しませんでしたが三脚はあると便利だと感じました。

滞在時間は1~2時間程度あればよいかと思います。

■パシフィックグローブの歩き方

△パシフィックグローブの海沿いにあるLoversPoint公園にあるモナークバタフライの石像

1.保護区から2kmほど離れた海辺にはLovers Point公園があり、モナークバタフライの石像があります。海辺には遊歩道が整備されており散歩するのもお勧めです。

2.パシフィックグローブの繁華街は、保護区から1km離れています。素敵なカフェやレストランがあります。

3.繁華街にはパシフィックグローブ自然史博物館があり、モナークバタフライやモントレー湾の自然が展示されています。水~日曜日、10:00~16:00、入館料:大人$8.95、4~18才は$5.95です。

4.パシフィックグローブの北はモントレーで、フィッシャーマンズワーフなどの観光地があります。

5.また、南隣はカーメルです。間には17マイルドライブや、ペブルビーチゴルフ場もあり、18番ホールを望むクラブハウスでの食事もお勧めです。

■パシフィックグローブへの行き方

1.サンフランシスコからは、US-101を南下。CA156、CA1を経由してモントレー経由で、車で約2時間です。保護区の前には、小規模ながら専用の駐車場があります。駐車違反には厳しいので注意してください。

2.モントレーに滞在の場合、TAXI,Uber/Lyftで訪問可能です。モントレーのフィッシャーマンズワーフから約5kmです。

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