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△パシフィックグローブのモナークサンクチュアリのモナークバタフライ
渡り鳥のように長距離を飛ぶことで有名なモナークバタフライ(和名オオカバマダラ)。サンフランシスコ近郊にモナークバタフライの越冬地として有名なパシフィック・グローブがあるので、訪れてみました。
モナークバタフライの個体数は近年減少が続いていましたが、2021年の米国西部の個体数は前年の3万匹から20万匹に増加したとシリコンバレーの有力紙The Mercury Newsが報じています。色々な保護活動の効果が出てきているのかもしれません。
パシフィック・グローブのモナーク保護区には、11月末ごろ~2月ごろまで蝶が越冬、繁殖のために集まります。サンフランシスコから車で約2時間です。近くにはモントレー・カーメルといった観光地もあります。コロナが落ち着いたら是非ご訪問ください。
■モナーク バタフライ保護区 Monarch Butterfly Sanctuary
△モナークバタフライ保護区の看板
ところが最近では急激に個体数が減少しており、原因は環境の変化ではないかといわれています。
この保護区で毎年11月末に実施している個体数の調査では、2020年にはついに"0匹"になってしまったといわれていますが、最新の調査では1万2000匹と直近5年では一番多かったそうです。
△花の蜜を吸うモナークバタフライ
保護区のなかには、松やユーカリなどのほか、ボトルブラシの木などたくさんの木に蝶が群がっています。
△松の枝に群れを作って休むモナークバタフライ
高い木の枝には多くの蝶が集まり群れになっていました。
■訪問時に持っていくと良い物
△保護区内で蝶を観察する人たち
肉眼でも十分に楽しめますが、双眼鏡を持っていくと更にいいかもしれません。
カメラをお持ちの場合は、望遠レンズが活躍してくれそうです。今回は使用しませんでしたが三脚はあると便利だと感じました。
滞在時間は1~2時間程度あればよいかと思います。
■パシフィックグローブの歩き方
△パシフィックグローブの海沿いにあるLoversPoint公園にあるモナークバタフライの石像
1.保護区から2kmほど離れた海辺にはLovers Point公園があり、モナークバタフライの石像があります。海辺には遊歩道が整備されており散歩するのもお勧めです。
2.パシフィックグローブの繁華街は、保護区から1km離れています。素敵なカフェやレストランがあります。
3.繁華街にはパシフィックグローブ自然史博物館があり、モナークバタフライやモントレー湾の自然が展示されています。水~日曜日、10:00~16:00、入館料:大人$8.95、4~18才は$5.95です。
4.パシフィックグローブの北はモントレーで、フィッシャーマンズワーフなどの観光地があります。
5.また、南隣はカーメルです。間には17マイルドライブや、ペブルビーチゴルフ場もあり、18番ホールを望むクラブハウスでの食事もお勧めです。
■パシフィックグローブへの行き方
1.サンフランシスコからは、US-101を南下。CA156、CA1を経由してモントレー経由で、車で約2時間です。保護区の前には、小規模ながら専用の駐車場があります。駐車違反には厳しいので注意してください。
2.モントレーに滞在の場合、TAXI,Uber/Lyftで訪問可能です。モントレーのフィッシャーマンズワーフから約5kmです。