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サワディーカー。バンコク2特派員のぴっぴです。2022年1月21日(金)~23日(日)の3日間、アジア最大級のオールジャパンイベント『ジャパンエキスポタイランド2022(JAPAN EXPO THAILAND 2022)』が、バンコク中心部の大型ショッピングモール「セントラルワールドショッピングセンター」にて開催されました。
日本の文化、アイドル、音楽、グルメなど、まさに日本づくしのイベント。連日さまざまな催し物が行われ、メインゲストである人気ジャニーズアイドル「Snow Man」がバーチャル出演したり、本気のコスプレイヤーが大集結してにぎわったりと、大きな盛り上がりを見せました。
筆者が訪れたのは最終日の23日のみですが、そのときの様子をリポートします。
『ジャパンエキスポタイランド(JAPAN EXPO THAILAND)』 は、「日本ブームの創出」や「日本企業とタイ企業のマッチング」などを目的にした、アジア最大級のオールジャパンイベントです。主催は、タイと日本のさまざまな事業分野においてイベント企画などを行う「ジーユークリエイティブ社」。
2014年から始まったこのイベントは、パンデミックの影響で延期や中止が繰り返されていましたが、今年は晴天のもと、2年ぶり7回目となる開催が実現しました。
日本の文化や食、漫画、ゲーム、音楽、ファッション、キャラクターや観光など、日本のコンテンツが目白押し。まさに日本づくしです。今年はショッピングモールの屋内外をふくむ広大な敷地に、15の異なるジャンルのゾーンが設置されました。
入場料は無料。訪問者は好みのエリアに足を運ぶことができ、ショッピングしたり、アイドルのライブコンサートを楽しんだりする様子が見られました。日本人の私たちからすると、なんだか嬉しくなる光景ですよね。
▲「ジャパンエキスポタイランド2022」3日間のハイライト動画
モール前の広場には、日本アニメのキャラクターなどに扮したコスプレイヤーの若者たちが、ワイワイと大集結。そのほとんどはタイ人で、メイクやヘアセット、衣装のクオリティの高さには度肝を抜かれました。
細部に至るまでこだわっていて、彼らの本気度が伝わってきます。「この日のために、一生懸命準備してきたんだろうなぁ…」と、なんだか感動。
会場でよく見かけたコスプレは、タイ人でも大人気な日本アニメ、ワンピースや鬼滅の刃、ドラゴンボールにエヴァンゲリオン、ジブリなど…
コスプレイヤーたちを眺めているだけで、めちゃくちゃ楽しい!
日本人なのに、アニメに疎すぎる筆者。「これはどのアニメのキャラクターなのかしら?」と、正直分からないものも多かったんですが、みんなかわいくて、ついつい撮影をたくさんお願いしちゃいました。
私ももっと、いろんなアニメを観てみようかな。
日本と同様に、キュートなアイドルコスプレは大人気のよう。撮影をしたい男性陣が、周囲に殺到しています。
タイ仏教の神様「ヤック(鬼)」と思しきコスプレも。ちょっとシュールで笑ってしまいました (笑)。
例年このイベントの目玉企画として注目を集めるのが、日本やタイのアイドル、アーティストたちによるライブコンサートです。今年のメインゲストは、最終日に登場したジャニーズの人気アイドルグループ「Snow Man」。
このユニットは一昨年の「Japan expo Thailand 2020」にも出演しており、今年は現地でメインゲストを務める予定でした。しかしパンデミックの影響で訪タイが叶わず、今回はVTR出演となったのだそう。
モール内のセントラルコートに設置されたバーチャルステージ「kaze virtual STAGE」にて、大勢のファンが、うちわなどのグッズを手にして登場を待ちます。
定刻の午後14時になりスクリーンに「Snow Man」が映ると、みんな大喜び! タイ語字幕付きの特別映像が流れます。
その様子はストリーミング配信され、日本からも楽しむことができました。
コロナ禍で中止となってしまった、バンコク開催「Snow Man」のライブ。直接会えるのを待ち望むファンのためにも、状況が収束したらぜひ訪タイを叶えてほしいですね。
屋外会場では無料コンサートやアニメグッズ購入、日本グルメが楽しめるコーナーも
屋外の会場では、無料で日本伝統舞踊やコンサートが鑑賞できるメインステージのほか、アニメグッズ販売、金魚すくいやヨーヨーすくいなどが楽しめるコーナーなども設けられました。
バックミュージックには、「ソーラン節」 など日本を代表する音楽が流れています。
このイベントのメインスポンサー、タイの日本食大手「OISHIグループ」が発売した "「鬼滅の刃」ドリンク" なども購入できます。
こちらは日本グルメが楽しめる「テイストオブジャパン(TASTE OF JAPAN)」というゾーン。餃子や焼きそば、タコ焼きなどの屋台が並んでいます。
小腹が空いたので、タコ焼きを購入。パクっと口に入れると、これは驚いた。熱々のふわっふわで、おいしい! 筆者の地元岡山で通っていた「人気タコ焼き店」に匹敵する味でした。
気になる「鬼滅の刃」飲料ですが、煉獄さんパッケージのペットボトルは、玄米茶。一口飲んだ瞬間に「しまった!」と思いました。"タイあるある"で、砂糖たっぷりの甘~いお茶 (笑)。苦手な方はご注意くださいね。
こうして3日間のイベントは、幕を下ろしました。
『ジャパンエキスポタイランド(JAPAN EXPO THAILAND)』は、日本のアニメやアイドルなどのサブカルチャーに力を入れていて、客層も10代後半~20代などの若者が圧倒的に多い印象でした。日本文化に関心を寄せてくれるタイ人がこんなにたくさんいるなんて、とても嬉しいです。
とくに目的がなくても、たまたま通りかかって、ふらりと立ち寄って、そこから興味が広がっていく… まさに「日本ブームを牽引してくれるイベント」だと感じました。とても楽しいので、興味がある方は、来年の開催があればぜひ足を運んでみてくださいね。
タイでも新型オミクロン株が蔓延しており、自由にタイ旅行をするにはまだハードルが高い状況ではありますが… 今後のタイ旅行のプラン作りになにか参考になれば幸いです。それでは皆さま、また次回の記事でお会いしましょう!