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つい先日、久米南町の上籾(かみもみ)地区に「竜神」の稲わらアートがお目見えしました~。高さ約3.5m、幅約7.5mで上下にうねる立派なものでした。右足に握っているのは「宝珠」です。
上籾地区の棚田は「日本の棚田百選」のひとつに選ばれていて、竜神さまは、高台から下の棚田を見下ろしているようです。
眼光も鋭くなかなか迫力がありました。
稲わらアートのすぐ近くには、「棚田テラス 籾庵(もみあん)」があります。真っ黒だった、昔ながらの焼き杉板の外壁が経年変化でこげ茶色に薄くなってきましたが、昨年は左側にテラス棟を設けてリニューアルオープンしています。土日は予約をしないと座れないほどの人気のカフェですよ。
初めてここを訪れたときは、ナビの通りに来るとまったく別の道を案内され、地図を見てたどり着きました。今回はナビを使ってここに到着できましたが、車一台がやっと通れる片側が崖地の悪路を案内されました。いい道もあるので、このカフェに来る方は予約と道の確認をおすすめします。
稲わらアートと棚田が見下ろせる高台からの眺めです。ここの案内板には「耕して天に至る」と棚田の景観を表現していました。冬の寒々しい風景ですが棚田百選にふさわしい風景です。
5年ほど前に田植え時の上籾の棚田の写真がありました。棚田の雰囲気が伝わるでしょうか?
久米南町には棚田百選に選ばれた棚田が北庄にもあります。
北庄地区の棚田は面積88ヘクタールあって、日本一の面積を誇るといいます。写真に写り切りませんが、谷や尾根筋にまで棚田が広がっています。こちらの棚田はすり鉢状になっていて一番下にため池があります。
山の形状をそのまま生かした、美しい景観ですが、一枚ずつ形の違った田で、稲を育てるのは平地で育てるよりも手がかかり、過酷な作業です。久米南町だけで2ヵ所も「棚田百選」に認定されているのは、すごいことだと思いますが、国道53号線を走るだけで左右の車窓から棚田を眺めることができるほど棚田が珍しくない土地柄です。
本当は「棚田テラス籾庵」でお茶をしたかったのですが、まん延防止等重点措置が実施中なので今回は国道53号線沿いにある「くめなん道の駅」に寄り
久米南町の名物「ゆず」の果汁を使った柚子のホットドリンクを購入しました。車の中に持ち込んだだけで柚子の爽やかな香りがたちこめます。甘くておいしい飲み物でした。
・住所: 久米郡久米南町上籾1300-1
・電話: 080-9684-6019(棚田テラス籾庵)
・アクセス: 車利用