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サローム(こんにちは)!
先々月のこと。今度ザギトワがタシケントに来るんだって! と唐突に妻が教えてくれました。はて、大会でも開かれるのか…?
調べてみると、ここタシケントでザギトワ選手のアイスショーが開かれるようです。普段はフィギュアスケートを見ないのですが、ザギトワ選手なんてこの機会を逃すと一生見られないかもしれません。というわけで、日本のフィギュアスケートファンの方には恐縮極まりないのですが若干物見遊山気分で行ってみることに。
チケットを調べてみるとやはりなかなかのお値段で、最安席は18万スム(2021年12月現在のレートで約1800円)、一番いい席は85万スム。ウズベキスタンでこの価格は、日本の物価水準にあてはめると5000円~数万円といったところでしょうか。値段も座席位置もそこそこの、33万スムの席を購入することにします。
そしてアイスショー当日。会場は2019年に完成した大規模スケートリンクの"HUMOアリーナ"です。以前は、このアリーナ開業とほぼ同時期に設立されたアイスホッケーチーム"HUMOタシケント"の試合がよく行われていましたが、現在チームは活動を停止しており、今はコンサートなどのイベント会場やボクシングなどの屋内スポーツの試合会場として使われているようです。ちなみに"HUMO"、つまりフモとはペルシャ神話に出てくる伝説の鳥で、ウズベキスタンの国章にも描かれています。
かなり立派なアリーナで、夜になると屋根が全面スクリーン化して巨大広告を流す演出も。
まだ完成して3年のHUMOアリーナは内部もピカピカで、コーヒーやお菓子が買えるスタンドもいくつかあるほか、なぜか高級車が鎮座していたりします。
それにしても当然ながら観客の多いこと。ロシア系住民が多いのは予想していましたが、ウズベク人家族も多数見に来ているようです。ロシアやお隣カザフスタンとは違って世界的に有名なフィギュア選手がおらず、フィギュアスケートの話題も滅多に聞かないウズベキスタンですが、やはりザギトワ選手が来るとなると話が違うのでしょう。タタール人のザギトワ選手は民族的にウズベク人と近く、ムスリムでもあることから、この国では特に人気なのかもしれません。
ほかにも駐在者とおぼしき中国人やインド人の観客もおり、ちょっとした多国籍感がありました。さすが世界的スターのザギトワ選手。
それでは席に着きましょう。狙い通りのまあまあの眺めです。
19時スタートとなっていましたがなかなか始まらず、焦れた観客たちからスタートを急かせるような謎の拍手が何度か沸き起こったあと、結局19時30分にスタート。ショーはストーリー仕立てで、演目はロシア版美女と野獣であるАленький цветочек(スカーレットフラワーの意味)。
人生で初めて見るアイスショーなので素人感丸出しコメントになってしまいますが、とにかく演出がすごい。動く王座や樽に乗ってスケーターたちが登場してきたり、舞台が中国に移った設定になると竜が出現したり…。もちろんスケーターたちの技術もお見事です。
ショー中盤になって、ついに皆が待ち望んでいたザギトワ選手の登場です! こんなに離れていても感じる圧倒的オーラ。
今世界で最も有名であろうフィギュア選手の圧巻の滑りをこの目で見ることができて本当に幸運でした。
そしてエンディング。出演していたスケーターひとりひとりが紹介されますが、「ロシア大会チャンピオン!」「オリンピックチャンピオン!」との枕詞がつくスケーターの多いこと。自分の知識不足でザギトワ選手以外誰一人存じなかったのですが、実力者ぞろいの豪華なアイスショーだったようです。
そして最後に紹介されたザギトワ選手には、もちろん今日一番の拍手と歓声が送られていました。最前列の観客の中にはサインしてもらった人もいたようで…うらやましすぎる!
といわけで、ちゃっかりにわかザギトワファンになってアリーナを出ました。以前もザギトワ選手のショーがタシケントであったそうで、またいらっしゃることがあれば再びお目にかかりたいものです。
なおこのようなショーやコンサート、オペラなどウズベキスタン国内のイベントは、チケットサイトiTicket.UZ(https://iticket.uz/en <英語>)で調べられます。そのままカード払いもできるようですが、国外発行のカードは弾かれるのか、それとも単に私のカードの相性が悪いのか、未だに支払いができたことがありません…(笑)
下記HUMOアリーナの情報を載せましたので、イベントなどで行かれる際はぜひご参考に!