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サローム(こんにちは)!
先日2月22日は猫の日、しかも今年は2022年で「ニャン」が6つも並ぶスーパー猫の日でしたね! もう4日も経ってしまいましたが、これまで撮りためたタシケントのかわいい猫写真を大放出、そしてウズベキスタンの猫事情を紹介しましょう。
猫好きの方には朗報ですが、ウズベキスタンで猫を見つけるのは難しくはありません。観光地や都市の大通りで見かけることはまれですが、少し路地に入ったり、集合住宅の中庭やバザールなどに行くとよくいます。
日本の野良猫と比べると、こちらを見ると逃げるどころか鳴きながら近づいてくるほど人懐っこいこと、そしてまるまる太った……もとい、恰幅のいい猫が多いことが特徴といえるでしょう。野良猫はほとんど必ず誰かに餌をもらっているので、あまり人を怖がらないのです。というわけでこんなアップ写真を撮ったり、撫で撫でしたりするのも簡単です(言うまでもありませんが触った後はしっかり手を洗いましょう)。もちろんすぐに逃げてしまう怖がりな猫もいますが……。
特に集合住宅では、住人が猫を世話しているのが当たり前のよう。飼い猫ではありませんが完全な野良猫でもなく、地域猫や半野良猫と言うべきでしょうか。ウズベク人はお客を家に呼ぶと大量のご飯を振舞うという習慣がありますが、それは動物にも適用されるようで、猫もおなかいっぱい食べさせてもらっているようです。餌付けが禁止されていることが多い日本の野良猫の現状とどちらがいいのか一概には言えませんが、少なくとも猫にとっては何もしなくてもご飯に困らず、天国のような環境でしょう。
日本のようにペットショップで猫を買って室内で飼う人もいるようですが、それよりやはりこの地域猫や半野良猫のようなケースの方が多いようです。
またバザールでも同じく売り手や常連客たちが猫に餌をあげている様子が見られます。バザールの一角に猫がいるのは、いかにもウズベキスタンらしい風景ですね。
極めつけだったのはこの猫。ここ、実は動物園なのです。もちろん猫は展示されているのではなく野良猫なのですが、スタッフが用意したのか、ちゃっかりすぐ脇に山盛りの餌が盛られていました。動物園にいる野良猫、なんとシュールなこと……。
猫派・犬派論争はウズベキスタンにもあるのでしょうか。実はイスラム教の国々では、預言者ムハンマドが猫を愛されていたという伝承から、圧倒的に猫派が多数のようです。ウズベキスタンでも、野良犬が町角でかわいがられている……という光景はあまり見られません。
しかし、特にタシケントに多く住むロシア系の人々にとっては話は別で、町なかでよく散歩させているところを見かけます。しかも犬種もさまざま。もちろんロシア系以外のイスラム教徒でも、犬を飼っている人もいます。
また田舎の村ではウズベク人たちにとっても犬はとても身近な動物のようで、村人と遊んでいる様子も見ることができます。
ただこの国の大多数の住民にとって、やはり猫の方が身近ということは確かなようです。愛猫家の方がウズベキスタンへ来られる際は、ぜひ猫たちとの出会いも楽しみにしていてくださいね!
それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!