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新型コロナ行動制限撤廃によるストックホルムの町中の変化

たってぃ

たってぃ

スウェーデン特派員

更新日
2022年2月26日
公開日
2022年2月26日
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スウェーデンも周辺の北欧国のように、新型コロナに関して大きな局面を迎えました。

2月9日、これまであった新型コロナに関する行動制限はほぼ撤廃され、現在残っているのは

・たとえテスト結果が陰性であっても、新型コロナの症状がある場合は、他人との接触を避けて自宅待機とすること

・(ワクチン未接種者は)混雑やパーティなど他人との密集するところを避けること

のみとなり、併せてワクチン接種の推奨も引き続き呼びかけられています。

それでは、規制が撤廃されてから、町なかの様子に変化はあったでしょうか。

人出については、規制中ととほぼ同じように見えます。ただし、マスクをしている人はほぼ見なくなりました。

飲食店はどうでしょうか。以前までは営業時間に制限があったりしましたが、今では23時以降でも店内で飲食を楽しむことができるようになりました。デリバリーも依然として人気はありますが、店内利用する人は増えているようで、飲食店の売り上げも戻ってきつつあるようです。

また、Systembolaget(システムボラーゲット)と呼ばれる国営酒ショップや小売店舗などは床面積あたりの人数制限が以前まであり、入店するために行列に並ぶ必要があって、待ち時間がかなりのネックでした。現在ではそれもなくなったので、スムーズに買い物がしやすくなりました。

映画館やライブイベントなどではワクチンパスの提示が必要でしたが、その必要もなくなりました。そのためか、ワクチン接種率は鈍化しているようです。現在のところ、満12歳以上の2回目ワクチン接種率は約84%と前週と比べてほぼ横ばい、満18歳以上の3回目ワクチン接種率は54%と前週から2%上昇しています。

仕事面においては、これまで推奨されていたリモートワークも徐々に会社勤務に戻ってきたり、週の何回かは自宅でといった働き方の選択が増えているようです。

そのためか、公共交通機関の利用者はずいぶんと増えたように感じます。

町なかのにぎわいをさらに戻しつつあるストックホルム。これからは春に向けて少しずつ暖かくなってくるので、気候的にも人出的にもより明るい町となってほしいです。

(参考)

■スウェーデン政府ウェブページ

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