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香港政府は2022年3月以降に全香港市民約750万人に対して、3回に渡って強制のPCR検査を行うことを決めました。オミクロン株の抑え込みがうまく行っていないこと、そして感染力の強いオミクロン株の無症状感染者というのが感染拡大に大きく影響するため、市民全員にPCR検査を行うことで、全員とまではいかなくてもできるだけ多くの陽性者を見つけ、隔離して感染拡大を抑え込もうという狙いです。
陽性かどうか確認するため無料で配布される検査キット受け取りのための行列
検査は1人3回で5~7日に1回のペースで受けます。次の検査までの間は毎日抗原検査キットで検査をする必要があるので、PCR検査を受けたあと、会場で必要な検査キットとKN95の高性能マスクを受け取ります。生年月日で検査を受ける日を振り分けるようですが、具体的にどうやって検査時間や場所の予約をするのかなどは、今後の詳細の発表を待っている状況です。
香港は2月24日からワクチン接種をしていないと、香港内での行動がかなり制限される「ワクチンパス」という政策が始まりました。ワクチン接種も事実上、義務化に近いものになっています。もちろん、身体的にワクチンを打つことができない人は例外ですが、基本的に施設へは接種証明がないと入れなくなるという、厳しい政策を推進しています。