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サローム(こんにちは)!
このご時勢にまだ一軒もスターバックスがない国ウズベキスタンですが、近年タシケントでは先進国にあってもおかしくないようなオシャレなカフェが急増中。ウズベキスタンの伝統的な飲み物といえば圧倒的にお茶で、もともとコーヒー文化があまり発達していない国でしたが、今タシケントでは趣向を凝らしたお店で美味しいコーヒーを出すカフェがたくさんあり、お互いしのぎを削っています(とはいえ小さなカフェスタンドではウズベク人好みの砂糖がドバドバ入ったコーヒーを出してきたり、地方ではカフェの数自体まだまだ少なかったりするのも事実ですが……)。
その中で、店舗数やメニューの多さが魅力で気楽に入れるのが嬉しい、ウズベキスタンのスタバとも言うべきカフェをご紹介しましょう。その名も「ブラックベアーコーヒー Black Bear Kofi」。2016年の一号店オープン以来、タシケントのカフェブームを先導している気鋭のカフェチェーンです。
公式ホームページによれば、2022年3月現在でタシケント市内になんと11店舗。観光客が利用しやすいのは、ティムール広場近くのショッピングセンター・ポイタフト内、巨大ショッピングモールのサマルカンドダルヴァザ内、オイベック・ミラバッド地区、タシケント空港国内ターミナル搭乗ゲート前の店舗などでしょうか。
お店のキャラクターは店名にもなっているとおりズバリ熊さんで、この熊さんが店内のいたるところに出没。お店のロゴにも入っていますし、テーブルに置いてあるおしぼりや砂糖にもプリントされています。お店に行くたびに、この優しそうな表情の熊さんに癒されるのです。何となく他のカフェより居心地の良さを感じるのは、彼(彼女?)が見守ってくれているおかげでしょう。
メニューは店舗によって違いますが、アメリカンやエスプレッソ、カフェオレ、ラテマキアートなどカフェメニューは豊富。エメラルド抹茶やフレンチプレスなど、日本でもなかなかお目にかかれなさそうな、凝りに凝ったドリンクもあります。
それだけではなく、食事メニューが揃っているのが嬉しいところ。ショッピングセンター内の小規模店舗ではピザやパスタなどの軽食が中心ですが、大きいお店では終日食べられる朝食セット(朝食と名乗らなくてもいいような……)やスープ、さらには本格的な肉料理などが揃い、ガッツリお食事もできるのです。クオリティはレストラン並みですが、値段はカフェらしいお手ごろ価格。
店舗によっては英語メニューもあるほか、英語が通じるスタッフもいます。
また、こだわりのコーヒー豆が買えるのも嬉しいところ。上述したようにコーヒー文化が遅れて入ってきたウズベキスタンでは、市販のコーヒー豆のレベルは日本と比べるとまだまだ。ですがここのコーヒー豆はなかなかのレベルで、我が家でも毎朝のコーヒーに愛用しています。
何かの間違いで日本に上陸したとしても、結構通用しそうなこのカフェ。カフェ探しに迷ったらまずはここへ!
それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!