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ゼロコロナ政策を志向してきた香港の新型コロナウイルス対策ですが、2022年4月1日より新しい防疫政策にシフトすることを決めました。
まず海外から飛行機に搭乗する際、香港居民は全員ワクチンを接種しなければなりません。渡航48時間前のPCR検査の陰性証明書は以前と同じく必要です。隔離の日数は国・地域ごとに変えていましたが、すべて同じとなります。
隔離は継続されますが、政府指定ホテルでの隔離はこれまでの14日から最短で7日に短縮されることになりました。ホテルでの隔離中は、毎日、抗原検査が行われます。また、到着してから5日目と12日目にPCR検査も合わせて実施されます。ただし、5日目のPCR検査、6日目と7日目の抗原検査が陰性だった場合は、ホテルでの隔離が終了となります。その後、続く7日間は自主健康管理期間に変更されて、到着後12日目に社区検測中心(Community Testing Centre)というところでPCR検査を受ける必要があります。
また、香港政府はワクチンパスという政策を推進していまして、18歳以上の場合、5月31日以降は3回の接種が終了していないとショッピングモール、レストランなど、香港の主要施設に入ることができなくなります。なお、香港市民全員を対象にした3回目のPCR検査については適当な時期ではないということで実施が無期延期となっています。
陳茂波(ポール・チャン)財政長官があるラジオ番組で隔離なしの渡航の再開について言及するなど、渡航への動きが少しずつ見えてくるのではないかと思います。