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ロンドンらしさ満点!?路上のガム・アートを見に行ってきた♪

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2022年4月3日
公開日
2022年4月3日
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先日ヨークシャーから自宅へ戻る途中、ロンドンで乗り継ぎ時間が余っていました。ちょうど天気がよく暖かい日だったので、以前から行ってみようと思っていたミレニアム・ブリッジへ!

その名前が示すとおり、2000年にオープンした橋。ロンドンのテムズ川に新しい橋が架かったのは100年以上ぶりで、1894年のタワーブリッジ以来なんだそうです。

映画やドラマの舞台にもよく使われているため、見覚えある人も多いことでしょう。

そして私がミレニアム・ブリッジに来た理由が、これ。足元に点々と見えるのは、マナーの悪い人たちがペッと吐き出したガムの跡(欧米アルアル)なのですが……。

なんと! よーく見ると、そのガム跡の多くに絵が描いてあるんですよ。

これはベン・ウィルソンというアーティストによる作品。ちょっと前からSNSなどで見かけて興味があったのですが、特にこのミレニアム・ブリッジに多いと知り行ってみた次第です。

それぞれ元はチューインガムだったから、せいぜい直径4cmくらい。私のように近眼の人は、知らないで歩いてたら気づかないで見過ごしちゃいそうな小ささですねー。

ミレニアム・ブリッジの端から端まで歩きながら、たくさんの作品を発見。平日の昼間だったため通行人が少なく、ときどき立ち止まって写真を撮ってもジャマにならないのは幸いでした。

やがてスタート地点から対岸にある、セントポール大聖堂のほうに向かった時。

前方に、途上に寝そべる怪しい(?)人が!笑

驚いたことに、制作中のベンさんご本人に会えてしまいました。思わず話しかけたら、柔和な笑顔でいろいろ質問に答えてくれたんですよ~♪ 作風と同じく、気さくで癒やし系のお人柄でした!

制作中のベンさん、真剣そのもの。「大勢の人に踏まれて消えたりしないんですか?」と訊いたら、「劣化防止のためにトップコートをスプレーしているんですよ」と言ってました。

これは後で知ったのですが、日本のテレビ番組でも取り上げられたことがあるそうです。今や一般的に認知されたグラフィティと違い、まだ奇妙奇天烈なアートですもんね。

日本ならば今は路上にガムを吐き捨てる行為からして、ほとんどあり得ません。よくも悪くもロンドンらしい路上アート、実際に見に行ってみて、とてもおもしろかったです!

■記事中のアート作品およびベンさんの画像は、ご本人の了解を得て掲載しております。

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