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サンフランシスコのゴールデンゲートパークには日本庭園があります。桜が満開の時期に訪問してきました。
この庭園は、1894年に開催された国際博覧会の時に造園され、その後拡張されて今に至っています。歴史のある日本庭園です。広さは約2万平方メートルで、東京の根津美術館(2万1625平方メートル)とほぼ同じです。
訪れたのは4月の初めだったので桜は満開を過ぎていましたが、ツツジが咲き乱れて綺麗でした。藤はまだ少し早い感じでした。Tea Houseが営業しており、日本茶とお菓子を楽しむことができ、サンフランシスコの人たちから親しまれています。
サンフランシスコにきて日本を感じたくなったらぜひ訪問してみてください。
■ゴールデンゲートパークJapansese Tea Garden
営業時間: 9:00~15:00(最終入園16:45)
入場料: 大人10ドル、シニア(65才以上)7ドル、12才~17才7ドル、子供(5~11)3ドル、幼児(5才未満)無料
△入り口の鐘楼の門
Japanese Tea Gardenは、サンフランシスコのゴールデンゲートパーク内のデヤング美術館の隣にあります。1894年のサンフランシスコ冬季万国博覧会の時に開設され現在に至っています。第二次大戦前は萩原家が運営、整備を行っていました。余談ですが、ここの茶屋で初めてフォーチュンクッキーが提供されたという説があります。焼いていたのは前回紹介した勉強堂でした。
■茶屋と日本庭園
△入り口を入ってすぐの庭園とその向こうの茶屋
鐘楼の門をくぐって入ると、目の前に満開のツツジが出迎えてくれました。その向こうには茶屋が見えています。
△白ツツジも咲いています
△Tea Houseから眺めた日本庭園
■太鼓橋
△1894年の博覧会の時から好評な太鼓橋
園内には、1984年に開催された博覧会当時から好評だった中谷新七による太鼓橋があり人気です。
■庭園
太鼓橋の向こうには、錦鯉が泳ぐ庭園が広がっています。
△アヤメも咲いています
△モクレンも咲いていました
モクレンは。英語ではMagnolia(マグノリア)と言って人気の花です。
■さくら並木
△満開の桜並木
池の向こうには桜並木があり満開を少し過ぎた感じでした。
△満開のさくら
■二分咲きのフジ
△咲き始めたフジ
園内には藤も各所にあり、花が咲き始めていました。
■青銅大仏
園内には、青銅製の大きな仏像が安置されています。1790年但馬国製
■枯山水
修理中の五重塔の裏には、京都の大原を思い起こす苔むした杉林があり、その先には枯山水が作られています。
園内には舟形の手水がありました。
シャクナゲも咲いていました。
■茶屋
△池を望む茶屋
園内を歩いて疲れてきたので、茶屋で一休みしましょう。
抹茶セットと、こし餡とゴマ餡の団子で一休み。お隣のご夫婦は、マサチューセッツのケイプコッドから娘さんを訪ねてこられたそうでした。
■園内の案内図
入り口を入ったところにある案内図です。
楽しんでいただけたでしょうか。日本の本格的庭園に比べると少し見劣りはしますが、サンフランシスコにもこのような日本庭園があることを知っていただければ嬉しいです。
コロナが落ち着いたら、ぜひ訪問してみてください。
■Japanese Tea Gardenへの行き方
サンフランシスコ中心街、ユニオンスクエアからの行き方です。いずれも、Powell Stを南に歩き、Market Stを走る市バス(MUNI)に乗ってください。
1)Ocean Beach行(5R番)に乗って、11駅目、Fullton St& 10thAveで下車し、園内を歩いて500m。10分間隔。
2)6th Av & Fulton(5番)に乗って終点で下車。園内を歩いて600m。12分間隔。