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北イングランドの町ヨークは、中世の城壁や町並みが美しい古都。ロンドンから急行列車に2時間ほど乗れば着くので、日帰り観光も可能です。
急行列車から降り立つと出迎えてくれるのは、145年の歴史を誇るヨーク駅。
1877年の開業時に13本ものプラットフォームがあったことが、当時としては世界最大規模の駅として話題となりました。
第2次世界大戦中にドイツ軍による空爆で破壊された部分も、戦後ほどなく修復。今では第2級の保存建築に指定されています。
クラシックで美しい駅の中には、これまたタイムスリップしたように懐古調なパブも。もとは110年前にティールームとして建てられたと知って、その可愛らしい外観に納得です♪
窓や天窓のガラスにはアールヌーヴォーっぽいデザインが施されていて、古き良き時代を偲ばせます。
オールドファッションな暖炉も、現役! この訪問時はまだ3月初旬の寒い日だったので、ほっこり暖まりました。
ビールは地元ヨークシャーのご当地銘柄から海外の人気銘柄まで揃っています。
他にもワインやサイダー(リンゴの発泡酒)などアルコール類だけでなく、コーヒーや紅茶だけでも全然オッケーなのは、通りすがりの旅行者には嬉しいですね。
ちゃんと美味しいコーヒー(£2.50)には、小さいビスケットのおまけ付き。コーヒーを飲み終わって店を出る前に、女性用お手洗いに入ったところ…。
お手洗いの壁に、「列車に注意」のヴィンテージな標識が! 築145年の駅を現代のニーズに合わせて修復や改築する際には、こういうレトロな不用品も出てくるのでしょう。笑
ロンドンからの日帰り観光にも人気のヨークへ行く機会があったら、この駅なかパブもオススメ。営業時間は正午~夜10時(金土のみ午前11時から)、朝のコーヒーは同駅内のスタバなどでどうぞ!