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アニョハセヨ! ソウル2特派員のmineyです。
韓国ではまだコロナの新規感染者数が多いのですが、4月18日からソーシャルディスタンスの確保が解除され、食堂やカフェの営業時間の制限と私的な集まりの人数制限がなくなります。飲食業の人にとっては喜ばしい解除で、これからは人と会いやすくなるのではと思います。
詳細は在大韓民国日本国大使館のTwitterを参考にしてください。
ソウルは先週末が桜の満開で、もう葉桜になってしまいました。でも、これからがお花の季節。ソウル市東大門区にある洪陵の森で春を感じてきました。
地下鉄6号線 高麗大駅 3番出口から徒歩10分ぐらいのところにある洪陵の森(ホンヌンスッ・홍릉숲)
ちょうど韓国の名門大学、高麗大学と慶煕大学の間に位置しています。国立山林科学院の中にある洪陵試験林なのですが、平日(火~金曜)は予約制、土日は予約なしで市民に開放しています。山林の科学を研究する場所ですが、韓国の花や木の成長を見ることができる場所でもあります。洪陵という名前は昔、明成皇后のお墓があったためで今は別の場所に移されています。
ここでは都市の森の大気汚染のモニタリング、山火事消火施設の効果分析からどんぐり生産量のモニタリングなど、さまざまな研究がされています。では、なかへ入ってみましょう。
まだ少し桜が咲いていました。森の上の方は気温が低かったのか、満開の桜の木がありました。
ツツジが咲き始めていました。いろいろな色のツツジが楽しめるのは植物の研究もしている洪陵の森ならではかなと思います。
森のなかはこのような小道が続き、自然のなかを探検できるようになっています。
都会のソウルで森林浴ができる唯一の場所できれいな空気を吸い、とても癒されました。
ほかにはヒメツルニチニソウ、オキナグサ、リキュウバイなど多くの花々を見ることができました。
本館の前には思わず「この~木、何の木~」と歌ってしまいそうな大きな木も!
韓国では盤松(バンソン・반송)と呼ばれる松の木で、案内板には1892年生まれと書いてありました。今年で樹齢130年とのこと、とても立派です。
池ではカエルが楽しそうに泳いでいて、春を満喫しているように見えました。
出口付近にも大きな木と花が植えられていて、最初から最後まで植物を楽しむことができます。
自由に観覧できますが、韓国語での探訪ガイドを利用することもできます。探訪ガイドはサイトでの事前予約が便利です。ソウルで森林の楽しさを知るとともに森林を守るための研究所があるんだなと知ることができました。また気候のいい日に訪れたいと思います。