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ウィズコロナにシフトしていた香港政府ですが、規制をさらに緩和して5月1日より香港居住者以外の人も入境可能にすると発表しました。新型コロナウイルスの影響で非香港居住者が香港に渡航ができなくなり約2年が経ちましたが、ようやく観光やビジネスで香港を訪れることが可能になります。
入境に関しては、ひとつだけ注意点があります。オミクロン株の流行も香港においては落ち着きを見せつつあり、渡航を解禁することを決断しましたが、海外から飛行機に搭乗する際は、ワクチンを接種が終えている必要があるほか、渡航の48時間前のPCR検査の陰性証明書が必要なことは変わりません。また7日間の政府指定ホテルでの強制隔離を行う必要があるなど、現在行われている水際対策はほぼそのまま観光客に適用されます。また香港国際空港に到着した時にPCR検査を行いますが、結果が判明するまでの待機期間中に抗原検査も併せて行われることになりました。
依然として1週間の隔離措置を受ける必要がありますが、渡航解禁というのは待ちに待ったニュースです。香港はウィズコロナ政策について3段階に分けて実施する予定で、現在は第1弾が行われています。4月26日に開催された林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官の記者会見では5月中旬に、感染状況によってはさらに防疫対策を緩和する第2弾を実施する予定と言及しています。そうなれば、渡航した際の飲食店などへの入店制限もより緩くなるので観光がより楽しくなります。オミクロン株による新規感染者がこのまま継続して下落傾向を示し、かつ新しい変異株が誕生しないことを祈りましょう。