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△SEA新国際線ターミナルAの荷物ターンテーブル(Carousel)
日本をはじめアジアとの米国のハブとして発展しているシアトル・タコマ国際空港(SEA)に、増加する旅客をさばくための新ターミナルがオープンしました。日本からの米国への移動時にたまたま利用できたので報告します。
ご存じのように、アメリカは国際線の出発時には飛行機会社の人が出国手続きをすべて代行するので、実は国際線出国専用のターミナルというのは存在しません。LAX行の飛行機の隣のゲートからHND行が出るということが普通にあります。
そのため、到着は、日本と違って国際線乗り継ぎの人も全員最初の到着空港で入国審査、手荷物検査を受けます。でないと、乗り継ぎと言って勝手にそこでアメリカに入ってしまう(不法入国)ことが可能だからです。
今回新しくオープンした、SEAの国際線到着ターミナルは、今まであったターミナルAに入国施設が追加された感じです。
△カルーセルからみた到着ゲート方面からのエスカレータ
ゲートに着くと、国際線到着ターミナルに続く通路があり、ターンテーブルが並ぶ場所の2階に着きます。
米国市民・永住権者でGlobal Entryを取得している人は、2階の右突き当りにキオスクがあり、そこで顔写真を撮って審査が行われます。パスするとレシートが出てくるので、忘れずに取って入国審査官に渡してください。
通常の日本からの訪問者は、エスカレータを降りてまず荷物を受け取ります。
細かいことですが、荷物をのせるカートがスムーズで今までのどこの空港のカートより使いやすかったです
荷物を受け取ったあとは、いつもの入国審査の列に並んで、いくつかの質問を受けます。今回炊飯器を買って段ボールで持ち込んだので、「それは何だ」と質問されました。段ボール箱での持ち込みは疑われるので気をつけましょう。
入国審査が終わると、シアトルで降りる人と、乗り継ぎ(国内線、国際線)の通路が分かれていて、乗り継ぎの人は右側に進みます。荷物の再チェックインをしてください。乗ってきた航空会社の人が対応してくれます。
私は乗り継ぎだったので、再度手荷物のセキュリティチェックがありました。大きめの持ち込み手荷物も必ずトレーに入れてください。これは荷物の開封チェックが必要になったときに、自動で再チェックの列に荷物を移動させるのに楽なようにしているようです。
私は、ついついノートPCとiPadを出すのを忘れて再チェックのほうに回されてしまいました(^^;;
羽田のようにトレーが下に出てきて、それを上にのせて、そこに荷物を入れてベルトにのせる感じです。新システムのためか検査の人もけっこう手間取ってました。
セキュリティを抜けると、そのままメインのターミナルAに出られるので便利です。
△国際線到着ターミナルAと今までのターミナルSを結ぶブリッジ
こちらはいまだ使われていませんでしたが、今まで唯一の国際線の到着ターミナルだったターミナルSと新しい国際線到着ターミナルAとの間に大きな橋ができていました。国際線到着の乗客が行き来することが可能になるような気がします。ブリッジの下を飛行機が通り抜けていました。
△マスク着用が任意(オプション)となった告知サイン
新ターミナルの利用開始とは関係ないですが、今週からアメリカでは飛行機内のマスクが任意になりました。ただ。見た感じでは半分ぐらいの人はマスクをしている感じです。
少しずつコロナの規制が撤廃されてきている感じがします。
今日近くをハイキングしてきましたが、マスクをしていない人がほとんどでした。
4月の最終週の単位人口当たりのコロナ新規感染者は、サンフランシスコ市は東京を下回っています。
1日も早くコロナを気にせず旅行ができるようになることを祈っています。