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入境時に提出するPCR検査の陰性証明書の規定が緩和

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2022年6月3日
公開日
2022年6月3日
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香港政府は、2022年6月1日から日本など海外から香港に渡航する入境者に求めていたPCR検査の陰性証明書の規定を緩和しました。ただし、隔離終了後9日目にもPCR検査を受けることを義務づけました。

PCR検査ですが、これまでは出発48時間前の陰性証明書の提出が求められていました。どの陰性証明書もISO15189の認証を受けている医療機関か政府機関が認定する医療機関などが発行するものに限定され、入境手続きをするときに提示する必要がありましたが、その必要がなくなります。今後は、ISOを取得していない医療機関による陰性証明書でも可能になりました。

従来ですと検査用で、かつ英語での証明書だったので、費用は1.5万円以上するなど高額でしたが、新規定により数千円で済むようになります。加えて、3歳以下の乳幼児はPCR検査が不要となったので経済的負担はかなり楽になったと思います。

ただ、渡航して1週間の隔離が終わったあと、到着後12日目に香港市内各地にある「社區検測中心(Community Testing Centre)」などでPCR検査を受けなければいけませんでしたが、9日目にも受ける必要があります。

また、香港から日本に戻ってくるときも楽になりました。日本政府は6月1日より水際対策の緩和を行っていますが、香港は青色に区分されました。これにより72時間前のPCR検査の陰性証明書は必要になりますが、到着した空港で行われていたする際のPCR検査はなくなったからです。また、自宅などでも待機は必要ないので、香港の往来は以前よりはかなりしやすくなったと思います。このままオミクロン株が落ち着くのであれば香港側の強制隔離措置がなくなることを期待したいところです。

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