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カリフォルニア州が公式にコロナウイルスの規制を暖和してからちょうど1年が経過した今週、サンフランシスコはオミクロン変異種の感染拡大が緩やかになってきました。プライド月間真っ只中の6月、市内ではさまざまな夏のイベントが催されています。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
夏のイベントで賑わう市内
今週サンフランシスコは、6月12日にスターングローブの無料野外コンサート、6月13日にゴールデンステート・ウォリアーズとジャイアンツのゲームが同時に市内で開催されるなど、夏のイベントが相次いで開催されています。
引き続きプライド月間中は、今月末のパレードまで市内でさまざまな催し物が企画・開催中。レインボーカラーで彩られた市内は、ほぼパンデミック前のような活気が戻ったように感じられ、観光客の数も増加しています。
カリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の1日あたりの平均新規感染者数は1万人3069人。先週の1万5093人に比べると、今週は減少していますが、先々週の数ほどの減少には至っていません。
4月中旬から6月初旬までの感染者数は、のべ916万9339人。今週の陽性率は9.1%、10万人における感染者数は41.1人。先週の数値を比べると今年はどの数も増加しています。
サンフランシスコのワクチン接種状況
今週のワクチン状況。市の公式ウェブサイトによると、今週の5才以上を対象とした接種率は1回目は90%、2回目の接種率は88%。ここ数週間の間、この数に大きな変化はありません。
州の公式サイトによると今週の段階で、カリフォルニア州の郡でワクチン接種率が高い郡は、
1. インペリアル郡 >95%
2. マリン郡 91.5%
3. サンタクララ郡・サンマテオ郡 88.6%
今週も3位の2郡が同位数に並んでいます。サンフランシスコ郡は相変わらず5位で、接種率は87%。久しぶりに接種率が0.01%アップしています。
最後に
この記事を書いている2022年6月16日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は16万1072人・感染による死亡者数890人。遂に感染者数が16万人を突破しました。先週の15万7588人と比べて今週の増加数は3483人、1日の平均は497人。今週も僅かですが減少傾向にあります。
過去1週間の陽性率平均は12.5%・10万人における感染者数は53人。メモリアルウィークエンドが終わって2週間、感染者数が増加すると思われましたが意外と安定した状態が続いています。