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△Twenty Lakesトレールからの初夏のシエラネバダ山脈
初夏の週末、ヨセミテ国立公園の山岳地帯ハイシエラ地方をハイキングしてきました。
サンフランシスコの町はすっかり初夏で過ごしやすい気候ですが、300km東のシエラネバダ山脈に位置するヨセミテ国立公園の山々にはいまだ多くの残雪があり、この時期しか見られない景色を楽しんできました。
ヨセミテ国立公園の入場には、9月末まで通常の入園パスに加えて、コロナ対策のため$2の入園チケットが必要です。購入はこちらから。
公園の中を通り抜けるだけでもチケットが必要ですので気を付けてください。
△Saddlebag Lakeの西岸を望む
Twenty Lakes盆地を巡るハイキング路は、Saddlebag Lake湖尻のSaddlebag resortの駐車場から始まります。Saddlebag Lakeは一周約3kmの湖で、盛夏には対岸までのボート(Water Taxi)が運行されますが、訪れた時はまだ運行されていませんでした。(昨年は8月中旬からの運航でした)湖畔の平らな道を歩くと、向こう岸まで約30分です。
例年この時期には残雪があるのですが、今年は降雪が少なかったのか、東岸のトレールの雪はすべて解けていました。西岸のトレールには、この写真で見えるように、まだ各所に雪渓が残っており、靴に着ける簡易スパイクが無いと歩くのが難しい感じでした。
△トレール案内看板
△Greenstone Lake
小川を渡って少し進むと、左手に緑色っぽい湖が見えてきます。Greenstone Lakeです。トレールを外れて湖畔を訪問してみましょう。対岸にピラミッドのように聳えているのがNorth Peak(3728m)です。その左奥になだらかな弧を描いた頂がConness山(3925m)で、山頂手前にConness氷河が広がっています。Conness山、NorthPeakを結ぶ稜線がヨセミテ国立公園の東縁で、こちら側は実はヨセミテ国立公園の外になります。
△Wasco LakeとConness山
さらに進むと、なだらかな登りで今回のトレールの最高地点(3100m)に到着です。目の前にはConness山、North Peakが聳えています。この時期未だ残雪が多くて一番のおすすめ時期です。例年だとこの辺りにも残雪が多いのですが、今年は少なめです。7月中旬になると残雪は大幅に減少します。
△Steelhead lakeとExcelsior山
今日の目的地Steelhead Lakeに到着しました。こちらの湖は水が黒く感じられます。
トレールはこの先も続いてレンジャーステーションまでのループ状になっているのですが、ルートが険しく残雪が多いので、今回はこちらで引き返しです。
往復で12.5km、4時間半の絶景ハイキングでした。
夕食はキャンプサイトから車で30分の町Lee Viningのレストランで美味しいBBQをいただきました。
遅くまで営業していて助かります。すぐ隣にはコンビニもあります。お水を調達。
キャンプ場から見えた星空。GpProでの撮影です。さそり座、織姫、彦星、天の川が見えています。
■Saddlebag Lake, Twenty Lakeトレールへの行き方
公共交通機関では訪問は難しいです。レンタカーが必要です。
今回は、キャンプ場に泊まりましたが、夕食を食べたLee Vining(2100m)にいくつかのホテル(Motel)が有るので、そこを利用すると良いと思います。
キャンプ場は3000m超えなので、朝は外気温はマイナス10℃でした(-_-;)7月中旬だともっと暖かいです。
6月中は大丈夫ですが、7月上旬には蚊が発生しますので虫よけグッズを忘れずに持参してください。
訪問ご希望の場合は、プロフィールのリンクから気軽にご相談ください。