キーワードで検索
サローム(こんにちは)!
タシケントではロマンあふれる昔ながらの商業施設、バザールも健在ですが、最近町中で増えているのがショッピングセンター。現地の方たちは物を大量買いするときや安く済ませたいときはバザールで、ブランド品を買いたいときや子供を楽しませたいときはショッピングセンターで、などうまく使い分けているようです。
リビエラモールやコンパス、ネクストなどが有名なショッピングモールですが、『地球の歩き方Plat ウズベキスタン』にも掲載されているタシケント最大級のショッピングモールが5階建てのサマルカンドダルヴォザ(サマルカンドダルヴァザとも発音)。タシケントなのにサマルカンドとはこれいかに……と思うところですが、かつてタシケントが城壁に囲まれていた城塞都市であったとき、この近くにサマルカンド・ダルヴォザ(サマルカンド門)という城門があったことに由来します。タクシー利用が便利ですが、地下鉄で向かう場合もチョルスー駅やハルクラル・ドストリギ駅から徒歩15~20分ほどと便利な立地です。
さっそく中に入ってみましょう。1階にはCaffeineやChaikofといった、食事も楽しめるおしゃれカフェがあります。そしてこのフロアの大部分を占めているのは、フランス資本のスーパーマーケット、カルフール。いかにも外国のスーパーらしい、広々とした店内です。
2階へ上がると、館内中央にあるのは巨大な吹き抜け。年末年始になると、天井を突き破ろうかというほど高いツリーが出現します。
先日ご紹介した有名カフェチェーン、ブラックベアーコーヒー(30. これぞウズベク版スタバ!サクッと入れるお気軽カフェ・ブラックベアーコーヒー)は、この吹き抜けを見上げるようなアングルに位置しています。またこの国では貴重なサーティーワンアイスクリームも2階にあります。
そしてこのモールで多いのは2~3階のほとんどを占める、アパレルファッションなどのブランド店。といっても世界的に有名なブランドはあまりありませんが、服屋さんであればトルコ発ブランドのLCワイキキ(LC Waikiki)やドバイ発ブランドのレッドタグ(REDTAG)、国産ブランドのジャスト!(JUST!)やコア(CORE)などが在留邦人に人気です。
また3階には、私が愛用しているチェーン美容店「エクスプレスビューティー(EXPRESS beauty)」があります。ここは基本料金メンズ8万スム(2022年6月現在のレートで約800円)、レディース14万スム(同約1400円)で手軽にヘアカットしてもらえるお店(※値段は予告なく変更される場合あり)。人気店なので予約した方が無難です。詳細情報は下記お店のインスタグラムをご覧ください。
https://www.instagram.com/express_beauty_team/
4階にあるのは映画館「ロイヤルシネマ」、ゲームセンターやボーリングといった娯楽施設。土日はかなりの人出で、このような施設で休日を楽しむナウいタシケント市民の姿を見ることができます。
そして最上階の5階はフードコート。ハンバーガーやピザのチェーン店が多めで、特におすすめなのがハンバーガー屋さんのGOSHT。店名は肉の意味ですが、その名の通りお肉が美味しいハンバーガーが食べられます。
この通り、日本のショッピングセンターと比べても遜色なく何でも揃うサマルカンドダルヴォザですが、嬉しいのは館内でフリーWi-Fiが飛んでいること。接続画面で「#SOLA Free」を選択すると広告が流れ、その後ネットが使えるようになります。とはいえ電波が弱いこともあり、100%Wi-Fiが繋がる確約はできませんが、ネットに困った方は特に用事がなくても行ってみては?
ただ日本のショッピングセンターと異なるのは、いかにもウズベキスタンらしいシュールな光景が見られるところ。
2階では館内をミニSLがけたたましい音を出しながら走っていたり、
12月にはコルボボ(ウズベキスタン版サンタクロース)のバンド隊がお客を出迎えたり。このような大規模ショッピングモールでもウズベキスタンらしさを感じることができるのです。
昔ながらのバザールもいいけど現代のウズベキスタンの買い物シーンも見てみたい旅行者の方、日本と同じ感覚でショッピングしたい駐在者の方におすすめのサマルカンドダルヴォザ。よりどりみどりの店舗でぜひお買い物を楽しんでくださいね。
それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!