タイのお金について~バンコクでのお得な両替方法と気を付けたいポイント
2023.2.6
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みなさま、サワディーカー。
2022年6月30日に、記事「タイ、ドンムアン空港内両替所の営業状況と現在のレート(2022年6月28日確認)」https://tokuhain.arukikata.co.jp/bangkok3/2022/06/2022628.html)にて、ドンムアン空港内の両替所の情報を書きましたが、今回は空港内より少しお得に両替できるドンムアン空港近くの両替所の情報、その両替所近くにあるタイ国有鉄道(SRT)のノーザーンラインにあるドンムアン駅、そして、2021年11月から開通したレッドラインの新駅であるドンムアン駅のふたつの駅の情報を書きます。
ドンムアン空港の近くには、ハッピーリッチエクスチェンジ(Happy Rich Exchange)という両替所(2022年6月時点の営業日時は月~土曜日6:00~18:00までに短縮)があり、バンコク市内の両替所並みのレートで両替できます。現在のところ、レートや営業時間など、タイ語のみの表記ですが、ホームページでも随時確認できるようになっています。
ハッピーリッチエクスチェンジ(Happy Rich Exchange) http://www.happyrich.co.th
場所は、タイ国有鉄道(SRT)のドンムアン駅(英語では、Don Muang Railway StationやDon Muang Train Stationと表記されています)のすぐ近くです。(便宜上、本記事では、以下、旧ドンムアン駅と書きますが、この旧ドンムアン駅は、タイ国有鉄道のレッドラインの新駅のドンムアン駅(Don Muang Station)とは別の駅です。なお、ドンムアン空港も、両ドンムアン駅も、ドンムアンのタイ語スペルはดอนเมือง(=ドンムアン)で同じですが、英語スペルになると、ドンムアン空港のドンムアンのドンムアンはDon Mueangと記載される傾向があるのに対して、旧ドンムアン駅と新ドンムアン駅はDon Muangとなっていることが多いです)。
ドンムアン空港から両替所「ハッピーリッチエクスチェンジ」へ行くには旧ドンムアン駅へ向かうといいです。ドンムアン空港ターミナル1(国際線ターミナル)のG階6番出入口近くにあるAmari Hotel入口から2階までエレベーター(またはその近くの階段※)でのぼり(ターミナルの2階からはアクセスできません)、「Railway Station」という標識のある方向へ向かって階段をのぼります。階段をのぼって左手を見ると、ホテルの入口が見えますが、そのホテルの入口手前右手に、「TRAIN STATION」への誘導案内と扉がありますので、その扉を開けて、「Don Muang Railway Station」の誘導案内の方向に進みます。すぐに、「Bangkok Bound Platform」と書いてあるところがありますので、そこで右にあるスロープをぐるりと降りていくと、左手に上の写真の両替所があります。スロープエリアはエアコンがきいておらず、両替所は屋根はあるものの屋外になりますので、大雨や猛暑の時はおすすめできないように感じました。
※また、私が訪問した6月28日、下りるときは利用できたのですが、のぼる時はAmari Hotel入口から2階へ向かうことができず、エレベーターを利用できず、近くにある細めの階段で2階までのぼるしかなく、スーツケースや荷物が重い方にはおすすめできないと感じざるをえませんでした。状況は変わるかもしれませんし、感じ方は人それぞれだと思いますが、参考にしてください。
各両替所の手数料は、日によって変化しますが、参考までに、2022年6月28日同日、空港やバンコクの街中でお得だと言われる両替所のレートと合わせてお伝えします。
【1万円をバーツに両替する場合】(2022年6月28日の場合)
・ハッピーリッチエクスチェンジは2570バーツ
・ドンムアン空港内全両替所は2454バーツ
・BTSアソーク駅オレンジのスーパーリッチは2565バーツ
・地下鉄(MRT)スクンビット駅メトロモール内にあるオレンジのスーパーリッチは2595バーツ
ハッピーリッチエクスチェンジで両替すると、空港内両替所より116バーツお得です。しかも、両替が大変お得で有名なアソーク駅のオレンジのスーパーリッチよりも5バーツお得でした。ただ、地下鉄スクンビット駅にあるスーパーリッチは、ハッピーリッチエクスチェンジより25バーツお得なレートでした。10万円ほど両替するなら、その差は10倍。スーパーリッチは各地にありますし(https://superrich1965.com/home.php?language=enを参照ください)ドンムアン空港からハッピーリッチエクスチェンジへの移動が大変だと感じる方は、空港内で5000円とか1万円程度両替して、残りは別のスーパーリッチで両替するのが楽だろうと思います。
両替所の近くにはタクシーが数台停車していました。この辺りにいるタクシーはメーターをきちんと使ってくれる傾向があるかどうかは分かりませんが、いざとなれば、タクシーを利用できる環境にあるのは便利ですね。
また、ハッピーリッチエクスチェンジのすぐ近くに、タイ国有鉄道の旧ドンムアン駅がありました。
到着したのは15時直前。バンコク駅行きの電車ではありませんが、たまたま、走ってきた旧ドンムアン駅を走る、ナコンサワン行きの電車(この電車の時刻表はこちら→https://tts.railway.co.th/m/pdf1.php?ln=en&line=1&trip=1)をスマフォで撮れました。
ホームと線路に段差がほほとんどなく、電車が来ていなければ、線路から写真も撮れるような環境です。
ホームの片隅には座席がたくさんあって、以前は利用者が多かったことがうかがえます。
本数は非常に少ないですが、2022年6月28日、ここから、バンコク駅(通称:フワランポーン駅)まで、普通便の3等席なら、わずか5バーツで移動できるようでした。現在、ドンムアン空港からバンコク市内へは、レッドラインのドンムアン駅からバンスー中央駅を経由していくのが一般的になっており、レッドラインのエリアにいた駅係員に聞いても、「(旧)ドンムアン駅からバンコク駅の運行はもうありません」と言われてしまうほどこの旧ドンムアン駅の状況は知られていない感じが否めませんが、郷愁感漂うタイの風景が見られる貴重な場所だなと個人的には思います。
昔ながらのタイ国有鉄道の路線は遅延も少なくありませんし、今後も、コロナ対策や都市開発の方針などによって変更があるかもしれませんが、旧ドンムアン駅-バンコク駅間の時刻表を掲載しておきます。この他、ドンムアン駅からバンコク駅を通る電車の時刻表はこちら→https://tts.railway.co.th/m/pdf1.php?ln=en&line=1&trip=2でご確認いただけます。ただ、6月28日現地で見たプラットホームには、7月1日までの時刻表が別に貼り出されていましたので、随時、変更があるかもしれません。利用される方で不安な方は、案内の下部分に書かれている通り、念のため、電話などで最新情報を確認したほうがよいかもしれません。
乗車券は、窓口やプラットホーム内にある券売機、電車の車内で購入できそうです。
ドンムアン空港の近くには、タイ国有鉄道(SRT)の旧ドンムアン駅の他、2021年11月末からは、タイ国有鉄道(SRT)のレッドラインが正式開業し、現代的なドンムアン駅が利用できるようになっています。こちらの新しいドンムアン駅へは、ドンムアン空港のターミナル1(国際線)からターミナル2(国内線)へ移動した後、2階にのぼって、SRT Redlineの誘導案内に従って向かいます。
ドンムアン駅からバンスー中央駅(Bang Sue Grand Station)まで行き(33バーツ)、そこから地下鉄(MRT)バンスー駅まで徒歩で移動し、バンコク中心街へ移動することができるようになっています(例えば、バンスー駅→スクンビット駅まで40バーツ)。5時台~23時台まで、1時間に1~5本の便が走っていて、便利です。ドンムアン駅からバンスー中央駅に行くには、ランシット駅発の電車に乗ります。
以上、ドンムアン空港近くの両替所とタイ国鉄の2つのドンムアン駅の今を紹介しました。参考になれば嬉しいです。それでは皆様サワディーカー。