キーワードで検索
7月28日から8月7日まで、東京の丸の内にあるKITTEのアトリウムで「香港ミニチュア展」が5年ぶりに開催されることになりました。そのミニチュア展ですが、現在は「香港街市(Central Market)」にて7月16日まで開催中です。日本に行く前にどんな作品が展示されているのか、ざっくり紹介します。
精巧につくられています
香港では約100点のミニチュアが展示されていて、そのうち25点が新作です。会場は作品数が作品数なだけに所狭しとならべられているほか、大勢の人が鑑賞しに来ているので、撮影するだけでも大変なほどの賑わいでした。今回のメインは750分の1スケールの「ビクトリアハーバーと香港島の北側の部分」です。細かくいえば西は「中環中心(The Centre)」、東は新鴻基地産の本社ビルである新鴻基中心(Sun Hung Kai Centre)とその横の湾仔運動場あたりまでです。大きさは3.5m x 1.5m x 1mとミニチュアですがここまでくると壮観です。しかもこれだけ巨大な作品なのによくこんなところまで再現しているなと手抜きがない点です。
横が3.5mもあり巨大です。後ろのディスプレーをつかって花火が打ちあがります
炮台山(Fortress Hill)と北角(North Point)の間にある皇都戲院(State Theatre)昔の西環(Sai Wan)のフェリーターミナルといった昔のものを再現するだけではなく、沙田(Shatin)でのドラゴンボートや新しい香港の広東オペラの殿堂である「戲曲中心(Xiqu Theatre)」、大澳(Tai O)の水上生活者のようすなど、現代の造形物も多くあるのが特徴です。
ドラゴンボート
湾仔にあった街市。地下の部分まで再現されているすごさ…
このアングルで見ると再現性がどれだけ高いのかわかります
日本ではこの100点のうち厳選された40点が展示されるようです。どんな作品が展示されるのかわかりませんが25作品が日本初公開と発表されているので、香港で初公開されたものと大きな差はないと思います。この香港でのイベントが終わり次第、梱包されて日本に送られるということですが、世界情勢の影響で物流網が混乱しています。最近はかなり解消されてきたとはいえ、それに巻き込まれないでほしいと思いましたが、大丈夫でした。というのは、キャセイパシフィック航空が協力企業となっているからです! 日本でのミニチュア展、楽しみに待ちましょう。
人だかりがすごかったのが上の作品。なぜかというと、今はかなり減てしまった茶檔という食べもの店があるのですが(ミルクティー、牛肉が入ったマカロニ、サンドイッチなどを提供してくれる屋外のミニ食堂)、香港人からすると、かなり懐かしいようです。
■「香港ミニチュア展」in 東京2022
住所:KITTEアトリウム 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号
開催期間:2022年7月28日(木)~8月7日(日)
入場料:無料
営業時間:11:00~21:00 (初日のみ17:00開場予定)