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変異種の感染拡大が続くサンフランシスコ。7月中旬の様子

KatieM

KatieM

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2022年7月15日
公開日
2022年7月15日
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先週もお伝えしたように、サンフランシスコを含むベイエリアでは新たな変異種BA.5の感染拡大が続いています。サンフランシスコでも新規感染者数がここ1週間の間に急増しています。そんな中、新たな変異種BA2.75が、カリフォルニア州を含む6つの州で確認され、この秋拡大するのでは、と懸念されています。今週のサンフランシスコの様子をお伝えします。

今週のサンフランシスコの様子

独立記念日を終え、夏真っ盛りのアメリカ。サンフランシスコでは、オミクロン変異種BA.5の感染が拡大傾向にあります。このBA.4とBA.5の割合は、現在ベイエリアで60〜70%を占めているとされ、この夏注意すべきウイルスといわれています。さらに今週新たに別の変異種がカリフォルニア州で確認されました。

これはBA2.75とよばれるタイプで、BA.5と比べると症状は重いとのこと。こちらもいきなり急激に拡大するのではなく、徐々に増加していき、秋には主流のタイプになるのでは、と予測されています。

市内の様子ですが、夏に入り徐々に観光客の姿が増加しています。特にヨーロッパからの家族づれを多く見かけ、スーツケースで町の中を歩く観光客の姿も頻繁に見かけるようになりました。パンデミック前に比べるとその数はまだ少ないですが、2ヵ月前と比べても増加しているのを感じます。

カリフォルニア州の感染状況

今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の過去7日の1日あたりの平均新規感染者数は1万7562人。先週の9795人と比べるとかなりの増加数です。

5月9日から7月3日までの感染者数は、のべ961万9398人。先週の950万376人と比べても増加しています。ここ2ヵ月の平均陽性率は16.1%、10万人における感染者数は36.1人。急激な変化はありませんが、増加が続いているのがわかります。

現在のワクチン接種状況

先月から5歳未満のワクチン接種が始まったサンフランシスコ。市の公式ウェブサイトによると、今週の5才以上を対象とした接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は88%。今週もこの数に変化はありません。

州の公式サイトによると今週の段階で、カリフォルニア州の郡でワクチン接種率が高い郡は、

1. インペリアル郡 91.7%

2. マリン郡 88.4%

3. サンマテオ郡 88.3%

今週から5才以上が対象になったのか、先週までの記録に比べると数値が変動しています。加えてサンマテオ郡がいきなり3位に躍り出ています。サンフランシスコ郡は5位で87.1%から83.1%の接種率に減少しています。

最後に

この記事を書いている2022年7月14日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は17万4507人・感染による死亡者数919人。遂に17万人台に到達しました。先週の16万9472人と比べると今週の増加数は5035人・1日の平均感染数は719人。ここ数週間と比べてもかなりの増加数です。

過去1週間の陽性率平均は16.1%・10万人における感染者数は45.9人。今週は感染拡大の加速が、数字として見えきた週となりました。

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