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土偶に会いたい!〈その3〉藤村記念館~2つの顔を持つ土器「三十三番土偶札所巡り」

水月

水月

山梨特派員

更新日
2022年9月1日
公開日
2022年9月1日
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こんにちは~北杜・山梨特派員の水月です。
「土偶に会いたい!」シリーズ〈その3〉は、JR中央線甲府駅前北口広場にある「藤村(ふじむら)記念館」です。

トップの写真が、縄文コーナーに展示されている「後呂(うしろ)遺跡の人面装飾付深鉢形土器」。この土器、2つの顔を持っているんですよ。

ひとつは、笑った顔。じーっと見てみてくださいね。笑っていますよ。

もうひとつは、怒った顔に見えます。対照的な2つの顔は、解明はされていませんが、出産の喜びと苦しみを表しているのではないかとも考えられているのだとか。

いただいた「後呂遺跡の人面装飾付深鉢形土器」の御朱印。32番です。

ここで、土偶巡りワンポイントアドバイス。〈その1〉で購入した土偶巡りの御朱印帳についていたマップに「土偶巡りのお作法」が載っていました。

①じっと目を見つめる。

②あっちこっちから見てみる。

③好きなところや似ている人を、SNSで発信!

④みんなで訪れて、御朱印を集めよう!

じっと見つめていると、思わぬ発見があるのが土偶や土器の魅力なんですよ~

右左口村の「後呂遺跡」からは、ほかにも土偶の欠片が見つかっています。模様から、ふんどしの原型になるようなパンツ型の衣類を表現していたのか、あるいは、うーむと空想が広がります。

「深鉢」などの土器や「黒曜石」なども展示されていますよ。

「藤村記念館」の外観です。かっこいい建物ですよね。

明治時代前期、甲府の中心部には「藤村式建築」と呼ばれるこのような擬洋風建築の建物が数多く存在したといいます。この建築を広めた藤村紫朗氏の功績を称え、かつての甲府の街の歴史景観を再生するために、北口広場に建てられたそうです。

北口広場は「よっちょばれ広場」と呼ばれ、イベントがいろいろ行われています。「よっちゃばれ」は「みんな、集まれ!」という甲州弁。楽しいですね。イベント内容や日時をチェックしてから立ち寄るのもいいと思います。

JR甲府駅に降り立ったなら、ぜひ「藤村記念館」に明治の風を感じ、さらに縄文時代にさかのぼって土器に刻まれた2つの顔をじっくりと見ていただきたいです。

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■甲府市藤村記念館

・休館日: 月曜、祝日の翌日、年末年始

・開館時間: 9:00~17:00

・住所: 山梨県甲府市北口2-2-1 JR甲府駅北口広場

・問い合わせ: 055-252-2762

・富士の国やまなしURL: 藤村記念館

・甲府駅北口まちづくり委員会URL: よっちゃばれ広場

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