• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

コンテンポラリーアートを展示する「M+」はどんな感じ?

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2022年8月25日
公開日
2022年8月25日
AD

この建物は18階建て、大きさ6万5000平方メートル、そのうちメインのエキシビションスペースが1万7000平方メートルあります。展示室は33あるほか、3つの劇場、土産店、カフェ、映画館、ビクトリア・ハーバーを見わたせるルーフガーデンなどがあります。実際の展示スペースはB2から3Fまでの5フロア分がメインになると思います。さらにメインとなるのは2Fのギャラリーです。ここを大きく東西南北のゾーンにわけて作品を展示しています。

特に212~218号室の「East Gallery」は、日本づくしともいえるところで、数多くの日本の作品が展示されています。音楽の聴き方に革命を起こした「ウォークマン」、ダイハツが開発した軽自動車規格の3輪自動車「ミゼット」のほか、キッコーマンの醤油さし、東芝の炊飯器、1970年の大阪万博で使われた万博塔の一部、たまごっちなど、こんなものまで!というようなものがいろいろあります。また、新橋にあったきよ友というすし店を丸ごと移設したというのもあります。

ウォークマン

ミゼット

きよ友の内部

面白いのは、中国の作品でコカ・コーラをモチーフにしたポスターを掲示しているほか、ユーゴ内戦を新聞紙や雑誌を駆使してイメージした「紙上談兵」など中国作品も印象的です。

中華文化とコカ・コーラの融合

ユーゴ内戦かヒントを得た「紙上談兵」

3FはループトップガーデンでここからWKCDが一望できるほか、ビクトリア・ハーバーを挟んだ香港島の高層ビル群も堪能できます。地階には土産店、B1にはカフェがあるほか、映画館も併設されていますので、ここで1日を過ごすことは十分可能です。

ルーフトップガーデン

■M+

・所在地:38 Museum Drive, West Kowloon, Hong Kong

・Tel:2200 0217

・入場料:2022年11月12日まで無料

・営業時間:10:00~18:00(金曜日は22時)

・定休日:月曜日

トップへ戻る

TOP