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9月11日からサンフランシスコでは、変異種に対応したブースター接種がはじまりました。接種を希望される場合はこちらのウェブサイトから予約が可能となります。熱波が収まり、天候が回復した今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
ブースター接種が始まったサンフランシスコ
9月1日にCDCが、オミクロンと旧型のコロナウイルスの両方を標的としたワクチンの使用を承認した動きに合わせて、サンフランシスコでも9月11日から12歳以上を対象にブースター接種がはじまりました。かかりつけの医療機関、最寄りの薬局、市立病院での接種が可能となります。同時にサンフランシスコでは、MPXワクチンの接種も継続されています。一時はワクチン不足が懸念されていたMPXですが、現在はウォークイン接種が可能となっています。詳しくはこちらをご覧ください。
今週のカリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の過去7日の1日あたりの平均新規感染者数は3067人。過去3週間の3818人・4829人・5402人と比較しても7月15日を境に順調に減少中です。1ヵ月前までは1万人を超える数だったため、ここ5週間は安定した状態が続いていると言えます。
7月13日から9月6日までの10万人における感染者数は12.1人。陽性率は12%です。
現在のCOVID-19ワクチン接種状況
サンフランシスコ市の公式ウェブサイトによると、今週の5歳以上を対象としたCOVID-19接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は89%。カリフォルニア州全体のワクチン接種率は72.1%とどちらも数に大きな変化はありません。
州の公式サイトによると今週の段階で、カリフォルニア州の郡でワクチン接種率が高い郡は、
1. インペリアル郡 93.4%
2. マリン郡 89.6%
3. サンマテオ郡 85.4%
サンフランシスコ郡は、今週もサンタクララ郡の84.9%に続いて5位の84.2%です。
今週から変異種に対応したブースター接種が始まったことにより、この数に変化が出てくるのか数週間後に分かる見通しです。
最後に
この記事を書いている2022年9月15日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は18万8451人・感染による死者数は1018人。先週の18万8,242人と比べると今週の増加数は209人・1日の平均感染数は29人です。先週の126人に比べると今週はガクンと数が減少し、オミクロン流行前の数値まで戻っています。
過去1週間の陽性率平均は6.4%・10万人における感染者数は5.1人。今週は減少傾向がさらに強まった週となりました。