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ブルガリアにはさまざまな魅力的な街がありますが、その中でも【最も美しい街】の異名をもつ"コプリフシティツァ"。
その理由は建物の統一感と自然との一体感にあるのではないでしょうか。
18世紀頃に商業で栄えたこの街には、ブルガリア民族復興期の特徴を備えた家々が立ち並んでいます。
またコプリフシティツァはソフィア州に属しているものの、ソフィア市の中心部からは車で2時間程度かかります。
それはスレドナ・ゴナ山脈の山間にあり、車で行っても少し迂回しなければならないから。
山間の、さらにトポルニツァ川の川沿いに街があるため、自然豊かなのもこの街の特徴のひとつ。
山道を抜けてコプリフシティツァに降り立つと、都会とはまったく違うゆったりした時間が流れているように感じました。
これはコプリフシティツァの観光名所のひとつ・オスレコフの家。
19世紀のこの街の大金持ちの家で、現在は家全体が博物館として公開されています。
2階の窓からはコプリフシティツァの街の雰囲気がよくわかります! 私が行った日はあいにくの曇り空でしたが、統一感の取れた街並みを見ているとまるでタイムスリップをしたかのような錯覚に陥りました。
外見だけでなくインテリアもとても豪華! 部屋ごとにいろいろな特徴があります。
受付近くにはおみやげ用の雑貨やワインも売られていて、その飾り付けもかわいらしく心躍りました。
コプリフシティツァは街並みの美しさのほかに、歴史的にも有名な場所です。
それは約500年にわたるオスマン帝国の支配に対する抵抗運動の発端になった場所だと言われているから。
1876年4月にトドール・カブレシュコフという若者が、複数の若者を率いてブルガリアの復興を企て、この写真の橋で銃を発砲しました。これがきっかけとなって、オスマン帝国への反乱運動が広がっていったとも言われています。
そのような歴史的背景もあり、この街、この橋に訪れて写真を撮っていく人は今も多くいます。
ブルガリアにとって、とても意味のある場所とも言えるでしょう。
歴史に興味がある方にはおすすめの場所です!