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サローム(こんにちは)!
現在ここタシケントの地で10月6日から開催されているのが、世界柔道選手権大会。近年ウズベキスタンスポーツの国際大会の招致に熱心で、今年6月にもサッカーU-23アジアカップのホスト国になりましたが、柔道界ではオリンピックと同格いわれるほど重要な大会である世界柔道選手権までもがタシケントで行われるとは…と驚きです。
先日ウズベク人の友人に観戦に誘われ、日本選手の応援に駆けつけてきました。簡潔ではありますが、さっそく観戦の模様をお伝えしましょう。
会場となるのは2019年に完成した大規模屋内競技場のHUMOアリーナ。チケットはここの窓口かオンラインチケットサイトで購入でき、価格は席によって6万~18万スム(2022年10月現在のレートで約800~2400円)となっています。
会場に行くと目立つ「て て て」の文字。以前の記事でもご紹介した(50. ウズベキスタンでよく見る「て」の服は何?国内を席巻するブランド7SABER直営店へ)、「て」の服のブランドこと7SABERのお出ましです。ウズベキスタンの有名スポーツブランドである7SABER、この大会のスポンサーになっているようで怒涛の「て」の文字を至る所で見ることができます。
今回は運よく日本チーム関係者が陣取るエリアの近くで観戦することができました。以前観戦したザギトワ選手のアイスショー(13. ウズベキスタンにザギトワ選手がやってきた!アイスショー観賞記)ではコート一面がアイスリンクとなっていましたが、当然ながら今回は一面にマットが敷かれています。
そして上部には参加国の国旗がずらり。改めて柔道とは世界的スポーツなのだと実感しました。
この日行われた階級は女子57kg級と男子73kg級で、3位決定戦から観戦。私にとってはこれが柔道初観戦で、恥ずかしながら柔道のルールはほとんど知りませんでしたが、この観戦に誘ってくれたウズベク人の友人が丁寧に逐一説明してくれました。まさかウズベク人に柔道のルールを教わる日が来るとは…。
どちらの階級も日本人選手が決勝に進出しており、女子57kg級では舟久保遥香選手、男子73kg級では橋本壮市選手が出場。同行した在留邦人たちと熱を込めて応援します!
…が、残念ながら舟久保選手はブラジルのラファエラ・シルバ選手に、橋本選手は延長の末モンゴルのツェンドオチル・ツォグトバータル選手に敗れ、両名とも銀メダルに。それぞれ相手はリオ五輪金メダリスト、東京五輪銅メダリストという難敵だったとはいえ、悔しい敗戦になってしまいました。
表彰式でモンゴル国家が流れた際、ツォグトバータル選手が涙を流していたのが印象的でした。激闘を終えた後に感極まる選手の姿は、たとえ他国の選手でも心を打つものです。
この世界柔道選手権2022タシケント大会は、最終日10月13日に行われる男女混合団体戦まで毎日熱戦が続きます。引き続き、ウズベキスタンの地で戦う日本選手の奮闘に期待しています!
それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!