
パリのギャラリー・ラファイエットも戻ってきます!2020年5月30日11時に再オープン
2020.5.30
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パリ市内オスマン通りにある百貨店「ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン」の本館地下1階が、巨大な美容スペース「ラ・ウェルネス・ギャラリー(La Wellness Galerie)」としてリニューアルしています。以前は靴売り場だった場所に、エステやスパを行う各サロン、スポーツジムを集め、中央部分に美容・エクササイズ用品を扱った売り場へ様変わりしました。
ラ・ウェルネス・ギャラリーは3000㎡の広さのフロアが「フィットネス」「ウェルネス」「セルフケア」の3つのコアに分かれ、エステティックサロン、スポーツジム、ネイルサロン、ヘアサロン、サウナ、美容エクササイズ関連グッズ売り場などが展開されています。美容と健康に関してトータルに揃います。
そして今回の改装で特筆すべきは、地下鉄7号線ショセダンタン・ラファイエット駅から、駅直結でエステやジムに入店できるということ。以前、靴売り場だった時から本館地下1階は駅直結ではあったのですが、今回はその立地を生かして、天候に関係なくエステやスパ、ジムに通えることになりました。これは観光客だけでなく、仕事帰りの人など会社の後に体を動かしたりケアしたい人にとって、とてもアクセスしやすく、訪れるまでの敷居が一段下がりました。
近年は、フランスでもインターネット通販の広がりによって実際にデパートなど小売店へ足を運んで買い物する人が減りました。各デパートは少しでも人々が店舗に足を運んでもらえるように、さまざまな工夫を凝らしています。今回の改装は、ジム利用などで定期的にデパートを訪れる人の流れを作ることで、そこから上階にある衣料品などのフロアにも、人を呼び込みたいという思惑を感じられます。
今回がパリ初進出のサロンも含めて幅広いラインナップです。種類も多く、実際にどこに行けばいいのか最初は迷うかもしれません。サロンやスタジオと取り扱っている施術をまとめてみました。
男女共に定期的に一番通うのがジムだと思うのですが、そのジムの様子を多めに撮影してきました。トレーニングルームや、パウダールーム、シャワーキャビンなどラ・ウェルネス・ギャラリーの公式YouTubeとあわせて見ると、ある程度現地の様子が分かると思います。
やはり実際に自分も使ってみないとと思い試してみました。今回訪れたのは「Innerskin x Hydrafacial」と「Skinneo」。どちらもフェイシャル・トリートメントです。もうすぐ冬だし、服に隠れてしまうところよりは「とにかく(凡庸な)顔を(少しでも)綺麗にしたい!」という一心で選択。加えて最新技術を使う施術を、せっかくなのでテストの意味も含めてやってみました。
Innerskin x Hydrafacialは「ハイドラファイシャル・シグネチャー」の30分コース。この施術は3つの段階を踏みます。第1段階は、クレンジングした後に古い角質層と余分な皮脂を取り除き、その後に軽くピーリング。第2段階は、真空吸引によって黒ずみや毛穴に詰まっていた汚れを取り除き、保湿します。そして完全に綺麗になった肌を、第3段階としてペプチド、抗酸化物質、ヒアルロン酸が含まれたビタミンのセラムで保湿し、ピカピカにするというもの。
正直なところ、施術中は「気持ち良くて寝てしまう」という部類のものではなかったのですが(エステ・スパに全く知識のないイメージだけの素人感想ですみません……)、確かに終わった後はとてもスベスベになりました!
さて、美容への向上心も高まったところ、しばらく期間を置いてから今度はSkinneoへ。ここでは無線周波数(ラジオ波)を使い顔と首の肌をリフティングし、たるみを解消する30分のコースです。
40度までの温度でラジオ波を順に顔全体に当てていきます。ただし目の周りなどデリケートな部分は、温度設定をかなり低くします。これも、心地良いタイプの施術ではないのですが、終わった後はなんか引き締まった気もする……。
他にも、ほぼ全裸で一瞬だけ氷点下150度のブースに入る寒冷療法なども気になったのですが、とにかくいろいろなタイプのエステを体験してみたい人にはおすすめです。予約はギャラリー・ラファイエットのウェブサイトからできます。