キーワードで検索
2022年11月19日。フランチェスコ ローマ教皇が、ピエモンテ州 アスティへご到着。そして翌日の日曜日にはアスティの大聖堂でミサがとり行われました。実は、フランチェスコ教皇の生い立ちを紐解くと、お爺様は、ピエモンテ州アスティのご出身で現在もご親戚がアスティ市内から、約7km離れたポルタ コマーロという町にお住まいなのです。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、イタリア系移民として生まれたフランチェスコ教皇は、司祭時代からローマへご出張の際には、ご親戚がいらっしゃるアスティへご訪問されており、ご自身のルーツは、イタリア アスティにあると認識しているとお話されていました。そんなフランチェスコ教皇に、この度、アスティ市長から、アスティ名誉市民勲章が贈呈されました。
2022年11月20日 日曜日のミサの模様は、全国放送のほか、アスティでは、大聖堂の外に大画面が設置されました。寒空の中、大観衆がご教示に耳を傾けていました。その中で、フランチェスコ教皇は、ピエモンテ州アスティ地方の方言をお話しになり、笑いありのとてもチャーミングな場面が印象的でした。通常のバチカン市国でのミサとは、一味違ったフランチェスコ教皇の個性が反映されたミサとなりました。
今回のご訪問の理由のひとつに、フランチェスコ教皇の又従姉妹であるカルラさんが、90歳のお誕生日を迎えられたこともありました。日曜日のミサ後の昼食会では、カルラさんへのサプライズお誕生日パーティーが行われました。実は、私が仕事でもプライベートでもよく知るアスティにある料理専門学校の先生と生徒さんがカルラさんのお誕生日ケーキを考案、制作、従事しました。昼食会は、アスティの特産物、土着品種ワインとともに和やかに終了し、名残惜しくもフランチェスコ教皇は、ご公務を終え、ローマへ帰省されました。