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緩やかな傾斜の丘陵地が広がるメリーランド州。早春の桜に続き、野山の木々も一斉に新芽が芽吹くようになると、長い冬景色が終わり一気に春らしい淡い緑に包まれた世界に一変します。穏やかな暖かい陽気にも恵まれるこの時期は、各所にある遊歩道(トレイル)歩きには最適です。今回は春の自然散策に訪ねたエデン・ミル自然センターのトレイルを紹介します。
て製粉所として使われていた古い建物群を、自然センターの管理棟として1991年に再整備してオープンしました。子供向けから校外学習のグループ、ファミリーなどを対象に、自然観察をメインにしたサマーキャンプからバードウォッチング、夜間の星座観察まで、多種多様な自然教室も開催されています。
隣接して流れるディア・クリークDeer Creekという川は、ダムで一部せき止められ、上流が流れの緩やかな川になっており、カヌーやカヤックを楽しむことができます。(※装備は各自持参のみ。一方で、水泳やダイビングは禁止)
多くのボランティアの手で園内が常に整備されており、全長約3マイル(約4.8km)のトレイルは、3つの難易度がありますが、全体的に普段着とスニーカーでも手軽に歩けるコースが整備されています。
トレイルにはそれぞれ名称がつけられ、看板もあるので迷わずに緩やかな斜面を一巡できるようになっています。リード(引き綱)をつけ、しつけが行き届いていれば飼い犬と一緒に歩くことも許可されているので、犬と一緒に来た家族連れも多くトレイルを散策していました。