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アメリカの多くの州で導入されているDaylight Saving Time(夏時間)は、毎年3月第2日曜から始まりますが、5月に入ってようやく夜も半袖で快適に過ごせるようになり、夏らしさを実感できるようになりました。夏の観光向けのサービスもあちらこちらで再開しています。
ボルチモアの観光の中心地であるインナーハーバーを周回しているウォータータクシーWater Taxiに乗船し、海から見える町並みを堪能してきました。
ボルチモアの湾内を船で周遊する場合、観光向けにはランチクルーズ、ディナークルーズ、ヨットクルーズなどいろいろありますが、カジュアルかつ手軽に乗船できるウォータータクシーWater Taxiがインナーハーバーでは夏季に運行しています。
インナーハーバー内の各地のスポットを手軽に移動できるだけでなく、洋上からのボルチモアのダウンタウンの景色は陸から見るのとはまたひと味違い、また、インナーハーバーからは少し見えにくいスポットもかなり間近に見ることができるのが大きな利点です。
今回乗船したダウンタウン・ループ航路は、ハーバープレイス Harborplace、フェデラル・ヒル Federal Hill、フェルズ・ポイント Fell's Point、ハーバー・イースト Harbor Eastの4ヵ所を順に周回し、約45分で一周できます。スポット間の移動に利用するだけでなく、乗船地点までずっと乗り続ければちょっとしたクルーズ気分が楽しめます。
料金は大人片道$12ですが、1日券($20)を購入すると、購入当日に限り何回でも、またどの乗船場からでも乗下船が可能です。(12歳以下の子供料金は片道、1日券ともに$10)
乗船時にクレジットカード決済をし、携帯電話(スマホ)の番号を伝えると、QRコード付きの電子乗船券のURLがテキストメッセージで受け取れます。
その他、ローカル・ライン 【フェルズ・ポイント Fell's Point、ローカスト・ポイント Locust Point、ハーバー・イースト Harbor Eastの3ヵ所を周遊するコースで土日のみ運行】、フォート・マクヘンリー・ライン 【フェルズ・ポイント Fell's Pointとフォート・マクヘンリー Fort McHenry間を結ぶ航路で金~日曜のみ運行】、チャーム・シティ・サーキュレーター(市内無料巡回バス)の一ルートとしてハーバー・コネクターという無料航路(インナーハーバー内を周遊する航路ではなく、15分から30分間隔で対岸を結ぶ渡り船的な役割のルート)もあります。
ダウンタウンルートで周遊すると、途中インナーハーバーから少し離れた洋上にある古い工場とネオン看板があります。これは1922年からボルチモアで操業している砂糖工場のもので、120×70フィート(約36.5×21m)ある巨大なネオンサインは、1951年から設置され、ボルチモアのランドマークのひとつとして親しまれています。老朽化につき、2021年にLEDライト製の同じデザインの看板に架け替えられました。