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モントリオールからボンジュ~ル!
皆さん、はじめまして。
この度『地球の歩き方』モントリオール特派員として現地情報を発信することになりました、モントリオール在住20年のNAMIと申します。
ダウンタウンにあるお店で働きつつ、フリーでモントリオール、ケベックシティのツアーガイドをしております。
20年の在住歴やガイドとしての経験を生かして皆様にモントリオールの生の情報をお届けしたいと思っています。
コロナ禍で低迷していた観光業界ですが、各国の規制も緩み始め、今年はモントリオールにもヨーロッパやアメリカからの観光客が少しずつ戻って来ました。
日本からは・・・というと、残念なことにまだまだ以前のようには戻っていないようです。コロナや昨今の円安など様々な要因がありますが、再び日本からの観光客が戻ることを期待しています。
初回の本記事では、モントリオール観光で見逃せない【現地特派員がオススメするモントリオールの見どころ4選】をお届けします。
※記事内の教会の写真は掲載許可を取っています。
1642年にフランスからやって来たフランス人入植者が街をつくった、ヴィル・マリー(マリア様の街)はモントリオール発祥の地といわれています。
そのなかでも外せない観光ポイントが、歌手のセリーヌ・ディオンさんが結婚式を挙げたことでも有名なダルム広場に建つノートルダム大聖堂です。
大聖堂前のノートルダム通りを東に歩いて行くとジャック・カルティエ広場に到着します。
まわりには市庁舎や17~18世紀に建てられた家が建ち並び、まるでヨーロッパの街を歩いているような感じです。
銀色に輝くドームはかつてモントリオールに入って来る船の目印にもなったといわれています、
ボンスクールマーケットでお友達やご家族へのお土産さがしはいかがでしょうか?
※ノートルダム大聖堂はインターネットで入場券を購入する事も可能です。購入後の返金は不可
モントリオールの西側に位置するこの壮大な大聖堂はイエスの父でもあり、カナダの守護聖人でもある聖ヨセフ(仏語でジョゼフ)に捧げる為に建てられたもので、メキシコ以北の北米三大巡礼地のひとつです。
“奇跡の人”ともよばれるアンドレ修道士によって建設されました。
礼拝堂内部には、“アンドレ修道士の奇跡”によって歩くことができるようになった人たちが実際に使用していた松葉杖が奉納されています。
彼は亡くなった後も奇跡を起こすと信じられており、礼拝堂内のアンドレ修道士博物館では腐敗して
いないアンドレ修道士の心臓が保存されています。
礼拝堂内の土産店ではアンドレ修道士が治癒に使用したといわれる“奇跡のオイル”を購入することができます。
話のタネに購入して使ってみるのもいいかもしれません。
※「病気やけがを治すのはオイルではなく、あなたの信念です」とのこと。
モン・ロワイヤル山はモントリオール島にある唯一の山で、3つの頂きがあります。
公園はNYのセントラルパークも手掛けたフレデリック・ロー・オルムステッドによって設計されました。
モンロワイヤル公園内にはビーバーレイクとよばれる人工湖やシャレー、展望台などがあります。
ビーバーレイクのあるあたりには元々天然の湖がありましたが、世界恐慌後の失業対策のための水増し雇用のいっかんとして、およそ160人の労働者がピックやショベルをつかってさらに2mほど掘りさげてつくった半人造湖で、元は防災用の貯水池でした。
作業中に300年以上前のビーバーの巣と、かじられて腐食した木がたくさん見つかったことから”ビーバーレイク”という名前がつきました。
夏は散策、ジョギング、サイクリングが楽しむことができ、冬は凍ったビーバーレイクでアイススケート、山道でクロスカントリーなどを楽しむモントリオーラーが多いです。
公園管轄の事務所、土産屋店、カフェにもなっている「Maison Smith」の裏の道を上れば7分ほどでシャレーのある展望台に到着します。
展望台からはモントリオールの素晴らしい景色を眺めることができます。
ジョンタロン市場は1933年に設立されたモントリオール市民の台所で“北の市場”ともよばれています。モンロワイヤル公園のビーバーレイクやシャレーと同じく世界恐慌後の失業対策としてつくられました。
アットウォーター市場、メゾヌーヴ市場とともにモントリオールの三大市場です。
モントリオール近郊やラバル島で採れた野菜や乳製品を売るお店が建ち並び、夏は花やハーブ、秋はかぼちゃ、冬にはクリスマスツリーなどのキオスクが建ち、一年中賑わっています。
イタリアからの移民が多く住む”リトルイタリー”とよばれるエリアも近いので、買い物の後に本場イタリアのエスプレッソも楽しめます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様がモントリオールにいらした際の観光のヒントになれば幸いです。
À très bientôt(また近いうちにお会いしましょう)