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香港国際空港は、新型コロナウイルスが発生する前は世界屈指のハブ空港として大勢の観光客とビジネス客でにぎわっていました。その状況を踏まえて、第3滑走路を建設し、すでに供用を開始しています。それに合わせて第2ターミナルも建設中で、2024年のオープンを目指しています。
もう1つ、香港国際空港に新しい観光スポットとなりそうなものができました。それは「天際走廊(Sky Bridge)」です。第1ターミナルの北側に北衛星客運廊(T1 Satellite Concourse)という搭乗口が集まっているところがあるのですが、シャトルバスでしか行けず、たどり着くまでに時間がかかっていました。そこで、第1ターミナルと北衛星客運廊を連絡通路で繋げようというコンセプトです。
問題は、飛行機が2つの建物の間を通過するため、高く、大きくないといけなかったことです。大型旅客機のA380にも対応する通路にした結果、高さ28メートル、長さ200メートルという巨大通路となりました。見た目は連絡通路というより、1つのれっきとした建物です。シャトルバスを使わなくなった結果、所要時間はわずか8分となりました。
壁は基本的ガラス張りで、床の一部もガラス張りとなっています。飛行機が天際走廊の下を通る時、飛行機を上から見ることのできる世界でも珍しい空港となりました。インスタ映えを意識してか、展望台もあります。
空港の多くは展望デッキが併設されているところが少なくないですが、ここは通路にも関わらず、飛行機ファンのみならず、一般の客も楽しめる観光スポットではないかと思います。