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いよいよ2022年も最後となる12月の最終週、クリスマスの週にはアメリカ北部で大雪と嵐に見舞われましたが、サンフランシスコは静かな雨が続いています。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
ここ数週間お伝えしているように、COVID、インフルエンザ、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)のトリプルデミックの流行が続いているベイエリア、サンフランシスコの北にあるオークランドでは職員や訪問者が市の施設に入る際、フェイスマスクの装着を義務付けることが12月20日から施行されています。
これは、オークランド市が図書館、高齢者センター、その他の政府施設でのマスク着用義務を廃止してから1ヶ月足らずのこと。サンフランシスコではまだマスク着用義務は取られていませんが、今後さらに感染力が強まると同じような処置が取られる可能性もでてきました。
カリフォルニア州ニューサム知事は、12月初旬。の立法セッションでいくつかの新しい法案に署名し、法制化しました。1月1日から有効となる新たな法案をいくつかご紹介します。
特に日常的に影響があるのが、信号無視横断や最低賃金、ピンクタックスになります。また中国移民が多いカリフォルニア州、旧正月を州の正式な祝日に定めたのも西海岸ならではと言えます。
今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイト によると、州全体の過去7日の1日あたりの平均新規感染者数は2,170人。先週の2,669人、先々週の3,039人と過去3週間と比較するとやや減少傾向です。
10月26日から12月20日までの10万人における感染者数は16.9人。陽性率16.9%。トリプルデミックの影響か、陽性率は増加傾向にあります。
サンフランシスコ市の公式ウェブサイト によると、今週の5歳以上を対象としたCOVID-19接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は89%。カリフォルニア州全体のワクチン接種率は72.5%で数ヶ月ぶりに0.1%上昇しています。
州の公式サイト によると今週の段階で、サンフランシスコ郡のオミクロン変異株対応のブースター接種率は36.3%。カリフォルニア州全体の摂取率は21.4%と、追加接種に関してはどちらも増加しています。
このコラムを書いている2022年12月29日現在、LA times の統計 によると、サンフランシスコの感染者数は20万1,798人、感染による死者数は1,095人。今週ついに20万人を超えました。先週の19万9,802人と比べると今週は、1996人、1日の平均感染者数は285人です。感染急増ではなく先週の増加数9人の反動だと思われます。
過去1週間の陽性率平均は10.7%・10万人における感染者数は20人。こちらの数に大きな変動はありません。意外と大きな動きはなく、2023年がはじまりそうです。