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先日ロンドンのサドラーズウェルズ劇場で、気鋭マシュー・ボーン率いるバレエ団による「眠れる森の美女」を観てきました。
このサドラーズウェルズは、舞踊を始めとするパフォーマンス・アートに特化した劇場。コンテンポラリーダンスからマイム、フラメンコなど幅広く手掛ける素敵なシアターです。
最寄り地下鉄駅はノーザン線のエンジェル駅で、そこから5分ほど歩けば到着。真っ赤なエントランスが目印です。(私はこれを見た時、アンデルセンの童話「赤い靴」を思い出しました!)
私が鑑賞したのは、英国バレエ界の気鋭マシュー・ボーンによる「眠れる森の美女」。ボーンを一躍有名にしたのは、1995年初演の男性ダンサーのみで構成した新解釈の「白鳥の湖」。日本でもファンが多いですよね!
この「眠れる森の美女」は従来どおり女性パートは女性ダンサーが演じていましたが、時代背景や設定を変えドラマチックで耽美的な世界を創出。チャイコフスキーの美しい旋律とともに、素晴らしいバレエ舞台を堪能させてもらいました。
さてロンドンでバレエ鑑賞というと、コヴェントガーデンにあるロイヤル・オペラハウス(略称ROH)がつとに有名ですよね?しかし驚くことに、このサドラーズウェルズ劇場はROHよりも歴史あるんですよ!
なんとオープンは1683年とROHより45年も古く、ロンドン娯楽文化の先駆け。今も使用されている劇場名は創始者であり地主でもあったリチャード・サドラーの苗字と、そこに古い井戸(Well)があった事に由来します。
その後は1765年に改装され、また1998年には大々的な改装により現在あるモダンな劇場に生まれ変わりました。
また大ホールの収容人数は1560席で、ROHの2256席より3割ほど小さいサイズ。そのせいもあって私が買った最上階の安い席からでも、バレエダンサーの素晴らしい踊りがよく見えたのはポイント高いです。
ロンドン滞在中にバレエなどのパフォーマンス・アートを鑑賞したい時、このサドラーズウェルズ劇場の上演プログラムも要チェックですよ!
サドラーズ・ウェルズ劇場とピーコック劇場
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